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いじめっ子(?)

だからアンタ気持ち悪いんだって!

ガタンッ!

璃亜

っ…、やめ、離して…

いじめっ子2 (?)

しょーじきぃ?男子に色目使うとかもさー?きしょいしー?

いじめっ子3 (?)

うわぁきもーい

璃亜

違っ…

バコッ!

璃亜

っ…!

いじめっ子(?)

真也先輩にも色目使って近づいたんだろどーせ!

璃亜

あれはっ…先輩からっ、…

いじめっ子3 (?)

モテる女アピ?引くー

いじめっ子2 (?)

みんなのアイドルの真也先輩に言いよるとかぁ、性格終わってるし頭悪ーい

璃亜

ほ、ほんとに、違う…私、言いよってなんか、ない…

いじめっ子(?)

じゃあなんで真也先輩がお前なんかと一緒にいたんだよ!

ガッ!

璃亜

っ、……ぅ、

璃亜

ぉえ……!

ビシャッ!

いじめっ子2 (?)

きたなっ!ねぇ最悪!

いじめっ子3 (?)

きっしょ…、あんたが片付けてよ…?

いじめっ子(?)

ハァ…、汚いし飽きたしもう帰ろー、

璃亜

ぅ、…

璃亜

ただい…

母親

あんたが親権とればいいでしょ!あたしは嫌よ!

父親

俺だって嫌だよ!俺は遥斗を引き取る!お前がゴミをとれ!

母親

ふざけないで!産んだのはあたしよ!あたしがまず第1優先でしょ!

父親

そんなん知らねぇよ!

母親

あたしだって知らないわよ!

璃亜

……、

遥斗(兄)

あ?…あぁゴミかよ

璃亜

あ、お兄ちゃ…

遥斗(兄)

近寄んなって、ゴミ臭が写る

璃亜

…ごめんなさい

遥斗(兄)

次俺の視界に入ったら

璃亜

あ、ごめ、ごめんなさい、もう入らない、許し、て

遥斗(兄)

…チッ

遥斗(兄)

父さんも母さんもお前の親権取る気ねぇし

遥斗(兄)

お前さ、もう死んだら?

璃亜

ぇ、…

遥斗(兄)

お前が死んでも誰も気にしねぇよ

遥斗(兄)

あと不愉快だから今日はもう帰ってくんな

バタンッ(ドアの閉まる音)

璃亜

……お兄ちゃん…

璃亜

ねぇ、今から会いたい、です

璃亜

家追い出されて

真也

はぁ?嫌だよ

真也

金持ってくるわけでもねぇんだろ

真也

つーか15万、いつ持ってくんの?

璃亜

…ごめんなさい

真也

あのさぁ、付き合ってやってるんだからそれくらいしたら?

真也

本来俺にお前みたいなカスとか釣り合わねぇし

璃亜

…ごめんなさい

真也

謝るだけなら5歳でもできるわ

真也

5歳かよお前

真也

あぁ違うか

真也

5歳なら身体売れねぇもんなw

璃亜

そう…、そう、だね

璃亜

ここからなら、死ねる、よね、…

市民

…なぁ、あそこ誰かいないか?

市民2

ほんとだ…、飛び降り!?

市民3

いや、ヒーロー!だれか、ヒーローよんで!

璃亜

…?うるさいな…

璃亜

まぁ…いっか

璃亜

死んだら嫌でも静かになるし…

ヒュン(飛び降りた音)

市民3

きゃ、キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!

市民2

ヒーロー!ヒーロー!

璃亜

(あ、なんか、)

楽しいな…

璃亜

はは、

璃亜

死ぬのが楽しいって、

璃亜

変なの…

出久

かっちゃん!

勝己

うっせぇクソデクァ!

璃亜

…え?

出久

…話してくれる?

璃亜

だから、足を踏み外しただけって、…

出久

でも、

焦凍

…足を踏み外したにしては怯えてもねぇし慌ててもなかった

焦凍

叫び声だってあげてなかったしな

焦凍

あれは完全に飛び降りようとしただろ

出久

と、轟くん…、

勝己

つぅかそもそも死のうとしたこと以外にあんな会社の高ぇビルの屋上いくかよ

勝己

さっさと吐けや

出久

ちょ、かっちゃん!

璃亜

…なに、

璃亜

私が死のうとしたことに貴方達なにか関係ある?

璃亜

ないでしょ、ヒーロー活動だかなんだか知らないけど

璃亜

別のところでやってよ、

璃亜

貴方たちは私を助けたと思ってるかもしれないけど、私にとっては迷惑でしかない!

璃亜

貴方たちが私を生かしたから、帰ったら、私は殴られる!罵声を浴びせられて、殴られて蹴られるの!

璃亜

恋人だって!お金を強要して身体を…、オナホみたいに扱って!

璃亜

友達もいない!先生だって、私がいじめられてるの知ってるくせに、助けてくれない!声をかけもしてくれない!

璃亜

ねぇ分かる!?どこにも居場所がないの!

璃亜

説教するなら助けてよ!どうせ、どうせもう自殺なんてしちゃダメだよとか、そんな適当な事ほざいてあとはもう知らないフリでしょ!?

璃亜

ねぇ、助けて!助けてよ!

璃亜

ハァッ……ハァッ…………

璃亜

…………………………ぁ、

出久

話してくれて、ありがとう

出久

もう、大丈夫、僕がいる

璃亜

…、ちが、違う

璃亜

私は、平気だから

璃亜

ほっといて、もらって、全然、

璃亜

大丈、ぶ__

遥斗(兄)

おいゴミ!

璃亜

ぁ、お兄ちゃ、

遥斗(兄)

てめぇ電話でろや!

璃亜

え、うそ、ご、ごめんなさい、ごめんなさい…!

遥斗(兄)

今から施設入れるからてめぇのこと探してこいって俺がこき使われたんだっつの!

遥斗(兄)

まじでお前ほんとクソ

璃亜

ごめんなさい、ごめんなさい…

遥斗(兄)

おら、はよ来い!施設入れるっつってんだろーが!

璃亜

いたっ…

出久

ねぇ、

遥斗(兄)

…あ?

出久

妹さん、なんだよね、

出久

なんでそんなことできるの?

遥斗(兄)

チッ…人様の家庭にズカズカ入ってこないで貰っていいすか?

焦凍

…緑谷、俺は、えっと…

焦凍

名前、教えてくれ(コソッ

璃亜

ぇ、あ、瑠亜………です

焦凍

瑠亜、よし

焦凍

瑠亜を警察かどっか連れてくな

璃亜

え、え、? ま、まってやだ、まって、

勝己

おい、ぐだんなさっさと行くぞ

璃亜

まって、やだ、いや、

璃亜

お、お兄ちゃ、お兄ちゃん、助けて

遥斗(兄)

おいてめぇ!人の妹勝手につれさんな!

焦凍

どうした、どっか痛いとこでもあるか

璃亜

違、違う、やだ、行きたくない、やだ

焦凍

行こう、

璃亜

やだっ!

バサッ!(瑠亜に羽が生える)

焦凍

…は、

遥斗(兄)

おい!てめぇ個性使うな!

璃亜

いや、いや、やだやだやだ、行きたくない、やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ

勝己

っ、てめおちつ、

璃亜

いやぁ!

白い光が瑠亜を包む

同時に、瑠亜の格好が女神のような服に変わる

出久

もしかして、個性が暴走してるんじゃ…!

焦凍

爆豪、止めるぞ!

勝己

命令すんな!

勝己

おいゴミクズ人間!こいつの個性教えろ!そんくらい知っとるだろ!

遥斗(兄)

ぅ、ぐ……あ"、あたま……われるっ……いた、いて、ぇえ、あ、ぁ、あ

焦凍

くそっ、光ったり羽が生えたり格好が変わったり……なんだ、なんの個性なんだ…?

出久

待って轟くん!あの人!瑠亜さんのお兄さん!様子がおかしい!

焦凍

は!?

遥斗(兄)

る、ぁ……まて、おちつ…ぅぐ"ぁ、いっつ、し、ぬ、……ああ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"あ"!

瑠亜

ぅ、え?お兄ちゃ、お兄ちゃん!うそ、やだ!やだやだ!ごめんなさい!ごめんなさい!

瑠亜

ひ、ヒール、ヒールかけ……かけたら大丈夫なる?痛いのない?

瑠亜

あ、ぁ、ごめんなさい、ごめんなさい……

遥斗(兄)

ッ…………ぁ、る、るぁ……るあ…

瑠亜

お兄ちゃ、

出久

……?

出久

(暴走……状態ではあるみたいだけど…)

出久

(正気を取り戻した?お兄さんが怪我して?それに、お兄さんの様子もなんだか優しく……)

出久

(分からないけど…様子見、でいいのかな…?)

瑠亜

あ、ぁ、お兄ちゃん、お兄ちゃん…ごめんなさい、ごめんなさい…

瑠亜

あ、あ、痛い?まだ痛い?やだ、やだよぉ……

遥斗(兄)

ぅ、ぐ……

瑠亜

お、お兄ちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…許して……ごめんなさい…

出久

まって、る、瑠亜、ちゃん、お兄さん、気絶してる

出久

病院に連れていこう

瑠亜

璃亜

……分かった

勝己

ケッ、

出久

瑠亜さんは自分自身に好意をもつ人の心を反転してしまう呪いをかけてしまっていた?

遥斗(兄)

はい、もっと詳しく言うと一定の好感度まで上がると途端に心を反転させてしまうものですが……

焦凍

だから瑠亜に対してあんな乱暴だったのか

母親

ご迷惑をおかけしまして…本当に申し訳ございません……!

焦凍

いや、人助けがヒーローの仕事なんで、大丈夫です

出久

でも、どうしてその呪いが?

父親

推測ですが、瑠亜が…し、死にかけた事で一時的に呪いが弱まり、その後暴走したことで完全に解けたのでは。と

遥斗(兄)

父さん……

出久

今、瑠亜さんは?

母親

眠っています
個性の暴走の代償だと、言われました
命に支障はないそうです

出久

そうですか、良かった

出久

ところで、瑠亜さんの個性は呪いをかけるものなんですか?

焦凍

? なら、なんで光ったり羽が生えたりしたんだ

遥斗(兄)

瑠亜の個性は、『女神』というものです

焦凍

女神?

父親

女神が使うような力を持っているという個性で、

父親

詳しく言えば…ヒール、怪我や病気を治すようなものと、加護、祝福、使命、呪いをかけると言ったものです

母親

瑠亜の個性は、私の個性と旦那の個性が絡み合ったものでした

出久

お二方の個性は…?

母親

私が、天使というもので使命を背負わせられるだけです

父親

私の個性が、人の個性をupさせられるものでした

父親

きっと、妻の個性を強化して、瑠亜の個性が生まれたのでしょう

出久

お兄さんの個性は……

遥斗(兄)

俺は父と同じです

出久

なるほど……強固性ですね

父親

はい、だからか瑠亜は自分に強力な呪いをかけてしまったんです

出久

使いこなせていないということですか

焦凍

あぁ、なるほどな

勝己

雑魚だ

出久

ちょ、かっちゃん!失礼だよ!

父親

ちゃんと個性を使いこなせられるようにしてあげないとな……

母親

えぇ、下手したら人様にもかけてしまうかもしれないわ

出久

焦凍

それは、大丈夫…じゃ、ねえよな

相澤先生

すまん、遅れた

出久

相澤先生!

相澤先生

大体は聞いたが……

相澤先生

なんだ、どういうことだ

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