病院
医師
あなたが、例の…
ジョングク
ど、どうも…
ヒョンのかかりつけの病院にて、診察室に入るなり頭から爪先までじっくり眺められる。
ヒョンが別室で検査を受けている間に、テヒョンさんと一緒に事の顛末を説明した。
医師
ほぉ、、そんなことが…
医師
あ、今カルテが。
看護師さんがやってきて資料のような物を医者に手渡す。
医師
うーん…
医師
身体には何の問題もありませんね
医師
本人も軽い頭痛としか…
医師
健康そのものという感じです
ジョングク
そうなんですか…
テヒョン
でも、本当に苦しそうで…
医師
…やはり、精神的な部分が関係していると思います
医師
記憶が戻ったかのようなうわ言を叫んでたんですよね?
医師
ジミンさんが苦しいのは、思い出すのを身体が拒否しているからかもしれませんね…
ジョングク
(拒否…)
テヒョン
…ってことは、記憶が戻る前兆、的な?
医師
うーん…どうでしょう…
医師
まだ難しいかもしれないです
医師
僕もこんな症例は初めてなので何とも言えないのですが…
医師
でも、頭痛が酷くなったりした場合は、
医師
一旦、過去を思い出すようなものから遠ざけるのがいいと思います
医師
くれぐれも、無理に記憶を引き出す、とかは止めてくださいね
ジョングク
…はい、、
医師
それでは───
少し説明を受けてから、ヒョンと合流し、医者から痛み止めを処方してもらった。
ジョングク
(やっぱり、僕がヒョンを苦しめてるんだ…)
病院からの帰り道、スーパーに寄るという二人と別れ、自宅に向かう。
ジョングク
(僕といない方が、ヒョンは幸せなんじゃないのか?)
ジョングク
(いや、そんなこと前から分かってたか…)
ジョングク
(それでも、償うために、、)
ジョングク
なんて、自分勝手だな…
同日・夜
【L○NE】
ジョングク
テヒョンさん
ジョングク
お医者さん、無理に思い出させるなって言ってたじゃないですか
ジョングク
今度の遊園地も、やめたほうがいいんじゃ…
テヒョン
あー
テヒョン
俺もそれちょっと思ったけど
ジョングク
ですよね
テヒョン
ジミンに聞いてみる
テヒョン
テヒョン
行きたいって言ってるわ
テヒョン
本人が言うならいんじゃね
テヒョン
めっちゃ駄々こねてるㅋㅋ
ジョングク
あぁ…
ジョングク
楽しみにしてましたもんね
ジョングク
じゃあテヒョンさんが一緒に行って来たらいいんじゃないですか?
テヒョン
テヒョン
お前と行きたいってよ~
ジョングク
え
ジョングク
冗談はやめてください
テヒョン
ふーん
テヒョン
嘘だと思うんならまあそれでいいけど?
テヒョン
ジョングクって人生損してそうだね
テヒョン
😒
ジョングク
えっ
テヒョン
じゃ予定変わったって伝えるわー
ジョングク
ちょっとまって
ジョングク
くださえ
ジョングク
い
ジョングク
ください
テヒョン
ㅋㅋ
テヒョン
焦りすぎだろ
テヒョン
行くの行かないのどっち
ジョングク
いきます!
テヒョン
んじゃ決まりね
テヒョン
本人の体調にもよるけど
テヒョン
なんかまずそうだったら行かないか、俺が付き添うか
テヒョン
ま、そんな感じで
ジョングク
わかりました
ジョングク
ありがとうございます
テヒョン
おやすみグク君!😴😴
テヒョン
↑これジミナな
ジョングク
ㅎㅎㅎ
ジョングク
おやすみなさい~(●ˇ∀ˇ●)...zzz
ジョングク
ㅎㅎ
画面の向こうを想像して、多少羨ましく感じながらも心がほっこりする
ジョングク
今日はよく眠ってね
ジョングク
…おやすみ、ヒョン
そのまま、ソファーに寝転び、睡魔に身を任せた。