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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

カチッ

sha

フーー

煙草の匂いが充満する。

ここは軍基地にある所為幹部達の ベランダの様なところだ

ut

シャオちゃん

sha

ん?大先生やん。
どうしたん?こんな夜中に

ut

いや〜僕も煙草吸おうと思って?

内ポケットから煙草を取り出す

sha

いやなんで疑問系やねんw

ut

あ、ライターないやん

sha

しょうがないなぁ
ほらよ

シャオちゃんがライターを投げてくる

ut

あんがとさん

カチッ

ライターを受け取り煙草に火をつける

sha

なんや?眠れんかったん?

ut

……おん。まぁ、そんなとこ

煙草を吸って

ut

フーー

はく

sha

嫌なことでもあったんか?

図星だ。驚いたなんて思いながら 返事をした

ut

…なぁシャオちゃん。
ちょっと話聞いてくれんか?

sha

ええで

それは今日あった出来事だ

ut

今日な、トントンと喧嘩してもうてん

ut

僕トントンに書類出しに行ったんやけどその時トントンちょうど機嫌悪くてな

(げ…今日トントン不機嫌やん)

ut

僕の出す書類どんなに見直ししても何故かミスがあるねんな。

ut

今回も僕の書類ミスだらけで不機嫌なトントンが怒ってもうたんや

『なぁ鬱?ミスがこことここと他にも沢山。なんやこの書類は。舐めとんのか?』

ut

それで僕に無能とか迷惑だとかいつも頑張ってないからやとか言ったんや

『本当無能は…。はっきり言って迷惑なんやけど?』

「あれぇ…?ちゃんと見直ししたはずなんやけどなぁ…」

『はぁ…お前毎回見直した見直した言うとるけどそれやったら普通こんな書類ミスせんねん』

『でも見直したのが事実ならいつも頑張ってないからや。みんな頑張っとるんやからお前も頑張れや』

ut

トントンの言ってることは全部あってんねん。

ut

でもな?いつも頑張ってないわけじゃないねん。いつも頑張っとるつもりなんや。

ut

だから頑張ってないって言われてカチンときてもうたんやなぁ…w

sha

………

ut

そんでな?僕のこと何も知らんくせに言うなやって怒鳴ったんや。

「はぁ!?僕のこと何も知らんくせに勝手なこと言ってんとちゃうで!?」

ut

そしたらトントンもお前やって俺のこと知らんやろーって。

ut

お前みたいな無能のせいでいつも寝る間も惜しんで書類仕事やってんやぞって。

『お前やって俺のこと知らんやろが!!お前みたいな無能のせいで俺はいつもいつも寝る間も惜しんで書類仕事やってんやぞ!!』

『どの口で言ってんのや!?』

ut

そんなこと言われたらもう言い返せんやん…

「…もうええわ」

ut

だからそのまま謝りもせず僕は部屋出ってったんな。

sha

へ〜じゃあそのことが気がかりで眠れてへんってこと?

ut

気がかりって言うかそのことがずっと頭から離れない、みたいな…?

sha

…なぁ大先生はどうしたいん?

ut

え、僕?

sha

おん。トントンに謝りたいとかそういうのないん?

ut

あ〜おん。勿論あるで。
トントンに謝りたい

sha

なら、

ut

でもこんな歳にもなって謝れないんよなw謝っても許してもらえないんじゃないかって。

sha

………

ut

怖いんや。

ut

僕この軍に来る前とても仲ええやつがいてな?でも喧嘩して謝ったけど許してもらえんくて結局仲悪くなってもうてw

ut

もう僕そうなりたくないんよ。もう仲間を自分のせいで失くしたくないんや。

ut

僕にとって仲間は居場所やから、僕の命よりも大切やから…ポロポロ

僕の目から涙が落ちてきた

ut

それやのに僕は自分から居場所を消そうとしてる…。駄目駄目や。

ut

こんな僕なんてみんないらないと思ってんやろ。何でやろなぁ…

ut

なんでこんな、無能なんやろなぁ…w

どんどん自虐的になってきた。 でも全部事実なんだ

sha

はぁ、ほんま手間のかかる仲間やなw

ut

なんや僕の兄でもないのに兄貴面か…?w

sha

いーや。そうやって悩めるの羨ましいって思っただけやで。

ut

…?

sha

大丈夫や大先生

sha

大先生は無能やないで

ut

でもトントンが無能やって。それにみんなやって、シャオちゃんやって僕のこと無能って言う時あるやん…

いい歳した大人がガキみたいなことを言ってるのはわかってる。

わかってるけど言ってしまう。 本当屑だなw

sha

せやなぁw俺もみんなも大先生のこと無能って言ってもうとるなぁ…

sha

でも意味は逆やで

ut

どういうことや…?

sha

よくよく考えてみぃ?
ここは死と隣り合わせの軍やで?

sha

その上大先生は幹部や

ut

おん

sha

そんな死と隣り合わせの軍で幹部って立場を無能に当てるわけないやろ?頼れるやつとかを幹部にするはずや

sha

だけど大先生は無能無能言われまくってるんに幹部の座からは下ろされてない。つまりそう言うことやで。鬱。

ut

え…

sha

みんなから頼りにされとるんや

ut

そ、そっかぁ〜?僕も頼りにされとるん…かな。

sha

もちろん!

sha

それにトントンよく大先生のこと無能無能言うけど大先生がいない時とかな?

sha

「大先生書類ミス多いけど日に日に減ってるし頑張っとるんやなぁ」とか「拳銃の扱い上手いなぁ」とかすごい褒めとるんやで?

ut

そうやったん!?

sha

せやでw

sha

他にもゾムはいつも遊んでくれるけど大丈夫なんかなとか心配してたり

sha

ロボロはなんだかんだ言って一番努力してんのはあいつよなって言ってたりw

ut

え!?

sha

なぁ大先生。みんなちゃんと大先生のこと認めとるんやで。

sha

駄目やないって。必要な存在やって。無能やないってな。

sha

やからきっと、トントンも謝ったらすぐ許してくれるで。逆にトントンの方が謝ってきたりしてなw

ut

そ、そうかぁ…

すると吸い終わったのだろうか。 シャオロンは柵の上に乗っている灰皿に吸っていた煙草を入れた

続けて僕も入れる

ut

あれ…?

ふと思ったがこんなに時間がたっていたら煙草はもう僕の指近くまで短くなっているはずでは?

それなら気付かないうちに少し火傷しているのでは?

そう思い自分の手を見ても火傷跡はない。

ut

何や勘違いか

sha

あ、大先生大先生。
噂をすればそこに

ut

え?

後ろを振り向くとトントンがいた

ut

あ、トントン…

ut

せや、シャオちゃんありがと

sha

いや今更かよw
ほら、行ってこい!

シャオちゃんに背中を押される

ut

お、おん行ってきます!

sha

おう!行ってらっしゃい!

背中越しにその言葉を聞き取って 僕はトントンのところに行った

ut

ト、トントン!

tn

え、あ…なんや大先生か

ut

あ、あのトントン。
さっきはごめん!

tn

え…?

ut

さっき、書類届けた時の…

tn

あ、あぁあれか。
いや大先生は謝らんくてええよ

tn

というかこっちの方が、ごめん!

ut

え?

tn

俺、お前のことちゃんと考えられてなかったわ。仲間なんに無能とか迷惑とか…頑張ってないとか…

tn

大先生がいつも頑張っとるん知ってるで。本当、本当すまんかった。
ごめんなさい

ut

…なんや、まさかトントンまで謝るとは…w

tn

俺も鬱が謝るとは思っとらんかったでw

ut

そうかぁ?w
まぁならおあいこ様やな!
トントン!

tn

お、おぉせやなw

tn

おあいこ様やな!

ut

せや!おあいこ様!

tn

…もうこんな真夜中や。
もう寝ようや

ut

?、トントン書類終わったん?

tn

まぁな。あの後俺も謝らなきゃなって思って爆速で終わらせたわw

ut

なんやそれwまぁ寝よか

tn

あ、その前に1つええか?

ut

…?ええけど…

tn

さっき鬱はベランダにいたやろ?

ut

せやな

tn

俺、鬱が見つけるちょっと前からいたんやけど…

ut

え、じゃあ声聞こえとったん…?

tn

いいや。何か喋ってるのは聞こえたけど何て言ってんのかそこまでは聞こえんかったで。

ut

ほんならよかったわ…

tn

?、まぁそれで本題に入るんやけど…

tn

さっき、誰と喋っとったん?

ut

え?そんなん

鬱が足を止める

ut

シャオちゃんとやで!

トントンはそれを聞いた瞬間鬱を 物騒なものを見る様な目で振り返った

tn

は、?

tn

何言っとんの…、大 先生…

ふとトントンは鬱を通り越した先に ある先程鬱のいたベランダが目に映る

そこには、柵の上に乗っている灰皿と

新品の煙草が一つ、入れられていた

トンビ

どもども

トンビ

今回リクエストでshoとutの病みか嫌われのお話をと言うことでこのお話を書かせていただきました!

トンビ

まぁはい。これ意味わからないと多分病みでも闇でもないお話です…

トンビ

というか意味が分かってもどうだろ…?

トンビ

一応ネタバラシするのでバラされたくない人は16タップしてください

トンビ

初っ端から凄いバラしますがまずshoさんはもう生きてないんですよね。

トンビ

つまり死んでます

トンビ

じゃあ何で大先生はshoと話せていたか…そこは皆様のご想像にお任せします

トンビ

大先生も死んでいたとか見える体質だったとかshoさんが死んでいることを信じきれてなかったからとか狂っちゃったからとか。

トンビ

あ、言い忘れてたけどshoさんが死んでるのがわかる部分が3つありました

トンビ

一つ目は「いーや。そうやって悩めるの羨ましいって思っただけやで。」

トンビ

と言う部分です。死んでいるためもう喧嘩することもないから羨ましいってことでこのセリフを入れました

トンビ

二つ目は時間が経っているのに煙草が指まで行ってない。それに指も火傷してないというところですね。

トンビ

結構あそこでは時間が経ってる設定なんですよ。だからそれはおかしいじゃないですか。

トンビ

多分ここが一番わかりにくかったかもしれない…。

トンビ

三つ目は最後の灰皿に新品の煙草が入れられていたってところです

トンビ

確かshoとutが喋っている中で2人とも煙草を入れたシーンがあるはずです

トンビ

shaとutで計二つ。

トンビ

だけど最後の場面では新品の煙草が一つだけ入れられていてそれ以外の吸殻は一つも入ってなかったんです

トンビ

shaは死んでいるからそうだけどutは生きているしタバコ吸ってたと思うと思いますが煙草に火をつけたのってshoのライターでじゃないですか

トンビ

だから最初っから火はついていなかったんです。はい。

トンビ

とまぁそこから考えればそういうことです(?)

トンビ

はい!これがネタバレでした!

トンビ

えーこれは短編集であってますかね…?

トンビ

リクエストくれた人!思ってたのと違うとかだったら言ってください!もう一度他ので書きます。

トンビ

他の人もリクエストあったら何なりと言ってください!

トンビ

ではここまで見てくださりありがとうございました!

トンビ

さよならー(ここまででちょうど200タップです☆←長いわ)

この作品はいかがでしたか?

318

コメント

13

ユーザー

見るの遅れてしまったぁぁぁぁぁぁあ………… しゃおちゃぁぁぁぁぁぁん……

ユーザー

え?なんですか?この神作品?神超えて仏ですわ?))素晴らしい作品に出会えて嬉しいです〜!フォロー、ブクマ、失礼します〜

ユーザー

トン氏と謝り合うところで涙ガチで出たんよ、で、お前誰と喋っとったんや?で察しがついて、ちょうどテレビで怖い音楽流れ出して鳥肌たった!初っ端からこんなすごい作品を、、よよよ、、、応援してるよ!

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