母
楓 、入るわよ
楓
… ん
今 一番聞きたくない声が響く
母
熱はどう?
楓
… 大分下がった
母
そう なら良かった
一見 普通の
母
だいぶ学校休んでるけど
勉強大丈夫なの?
勉強大丈夫なの?
楓
… さっき少しやった
勉強熱心で
母
そう
流石 私の子 ね
流石 私の子 ね
自分の事しか考えてない
そんな 母親
嫌いだ 、本当は
翌 日 AM 8:30
楓
( 遅刻ギリギリか ー … )
前までの生活に戻るだけ 君が居なかった日常が戻るだけ
分かっていながら 孤独感に包まれる
楓
( 自分から言った癖にな 、)
母親よりも嫌いな奴 それは 優柔不断な偽善者だと思う
あ 、楓先輩だっ
お久しぶりです!
お久しぶりです!
体調大丈夫?!
楓
… おはよ
すっかり元気だよ ー 、笑
すっかり元気だよ ー 、笑
よかった ー!
言ってしまえば 此の子達も正直苦手だ
何も知らないんだ こんな中途半端な奴だって事を
昼 休 み
楓
… やっぱここが1番だな ー 、
今日初めて息を吐けた気がした
)ガチャ
楓
、?!
誰か入ってくる ドアに居たのは
藍 花
… か 、楓先輩
楓
、藍花ちゃん …
会いたかった なんて言う筋合いは無い
楓
っ 、ごめ
藍 花
おはようございます 、!
楓
え 、あ おはよう …
今日 、挨拶を最初にしてくれたのは 君だけだった
藍 花
体調 … 大丈夫ですか?
楓
うん
普通に話してくれる事が 素直に嬉しかった
藍 花
連絡しようか迷ったんですけど …
迷惑かなって思って
迷惑かなって思って
藍 花
すみません
如何して君が謝るのか
楓
謝るのは 俺なんだ
藍 花
、え?
楓
ごめんな 、いきなり一緒に行けないとか
しかも直接じゃ無かったし
しかも直接じゃ無かったし
藍 花
い 、いえ全然!
藍 花
それはその … 大丈夫 なんですけど
楓
… ?
歯切れ悪くそう言った
藍 花
聞いても 、いいですか
楓
ん 、何を?
嗚呼 君も気付いてしまうんだろうか
藍 花
、先輩
藍 花
何か 隠してますか …?
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