藍那
トボトボと歩きながら家に向かう
藍那
藍那
昔のことはよく覚えてない でも、何故か此処が懐かしく感じる
藍那
━━━━━━━━━━━━━━━ 心を探してるんだ ━━━━━━━━━━━━━━━
藍那
何故かその言葉が頭に響く
藍那
必死に昔のことを思い出そうとする
藍那
やっぱり昔のことを思い出そうとすると頭が痛くなる 何故だろう、何か思い出せないような過去なのかな、
¿¿
藍那
確かこの声は船で聞いた声
藍那
彼はふーんと言う 自分から聞いといてどういう反応だよと思う
━━━━━━━━━━━━━━━ 僕の名前?僕の名前は 国崩だよ ━━━━━━━━━━━━━━━
藍那
それとこの頭に響くこの声はなんなんだろう 考えを与えさせないように頭痛が襲う
藍那
クラっと視界が眩む
最後に見えたのは 口を緩ませてこちらを見ている男の子の姿だった
¿¿
「心を探してるんだ」 私たちが遊んでいる中1人の男の子が喋りかけて来た 『こころ?』 「そう、心が欲しいんだ 心があれば僕は僕であれるきがするんだ」 小さい私には心が欲しいんだという言葉は理解し難い言葉だった 『お兄さんはお兄さんでしょ?』 「そういうことじゃないんだ 僕には心がないから君たちが思う 悲しい、嬉しい、楽しい色々な感情が 僕には分からないんだ」 『ならさ、私と一緒に感情?探してみない? だから私たちと遊ぼ!』 「でも、遊んでも感情は見つかるはずがないよ」 『…いいから、あそぼ!』 「はぁ、仕方ないな わかったよ」 ━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━ 『ふふ、お兄さんはやーい!』 「そうかな、?」 『うん!』 「あっはは、ありがとう」 『…!(笑ってくれた!) なら、私が次にげるね!』 「嗚呼、いいよ」 『ふふっ、!逃げろ〜!』 そう言って逃げるとお兄さんも走って私を追いかけてくる 『わっ!やっぱりお兄さんはやい!』 すぐ捕まえられる 『あははっ、!お兄さんくすぐったい〜!』 「あっははは、そうかい?」 『そうだよ〜、あははっ』 ━━━━━━━━━━━━━━━
なんだろうこの暖かい夢は 誰の記憶なの…?私の記憶ではこんなのはない、 でも、忘れた記憶なら、…
藍那
目を開けると見慣れない天井 ここはどこなのだろう
藍那
¿¿
藍那
大きな笠を脱いで 男の子の座っている椅子の横に置く そこには引き込まれるような綺麗な紫の瞳、藍色のサラサラな髪の毛の男の子がいた 夢で見たような見た目だ あの夢が私の忘れた記憶ならあったことのあるのだろうか
藍那
¿¿
藍那
¿¿
藍那
質問したことと答えが合わない 『僕のことは知らない方がいい』っか
¿¿
ハッと思い出す そうだ私は家に向かっていたんだ 急がないと
藍那
藍那
¿¿
藍那
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