紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
次の日
結局私はチョコレートを渡せずに昨日を終えた。
これから哉翔君と会うと思うと気が重い。
紡希 絢
告白していた幸ちゃん。
哉翔君はなんて返した?
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
茅野に背中を押され無理やり連れていかれる。
保健室に行ったところで何も変わらないけれど。
平 哉翔
紡希 絢
保健室の先生にも寝て起きなさいって言われて、2時間ほどぐっすり。
起こしても起きなかったそうだ。
紡希 絢
予習してたっけと考えながら保健室を出る。
西原 幸
紡希 絢
あ、
多分。今一番会っちゃいけない人に出くわした。
紡希 絢
無理やり会話を繋げる。
西原 幸
それでも幸ちゃんは黙りこくって、
紡希 絢
紡希 絢
西原 幸
紡希 絢
西原 幸
放課後。
昨日の靴箱の近く。
私は幸ちゃんを待っていた。
が、
紡希 絢
2日ぐらいなら大丈夫かな?と、持ってきていたチョコレート。
話しかけられずまだカバンの中。
西原 幸
紡希 絢
幸ちゃんが声をかける。
紡希 絢
西原 幸
おっと、
私は思わず身構える。
西原 幸
紡希 絢
西原 幸
西原 幸
紡希 絢
まさか嫌いと言われるなんて思ってもいなかった。
というかストレートに嫌いと言われると傷つく。
西原 幸
紡希 絢
西原 幸
西原 幸
紡希 絢
西原 幸
紡希 絢
西原 幸
西原 幸
来た。と私はもう一度身構える。
西原 幸
紡希 絢
声が震えて聞こえなかった。
西原 幸
西原 幸
え?
なぁにそれ。
私知らないよ。
初めて聞いたよ。
教えてくれなかったの?哉翔君。
西原 幸
西原 幸
幸ちゃんは泣きながら言うけれど、
私にはこの子が何を言っているのか分からない。
スキナヒト?
シラナイヨ?
ダッテ、
カヤノハシッテルノ?
ミンナハシッテルノ?
ワタシダケ?
西原 幸
幸ちゃんはスタスタと行ってしまう。
残されて私はただ、
立ち尽くすことしか出来なかった。
平 哉翔
ひとり、残された教室に大きなため息を着く。
1人反省会の真っ最中
平 哉翔
茅野、西原。その他諸々の女子からは貰っているのに、何故か絢からだけは貰ってない。
平 哉翔
絢も帰った事だし。
平 哉翔
もう一度ため息を着く。
平 哉翔
健全(?)な男子高校生の欲望
好きな子からはチョコレートとくらい貰いたいものだ。
平 哉翔
今日は体調が悪かったみたいで、全然顔も合わせられなかった。
平 哉翔
少し気にする。
けれど、まぁいいかと諦めて、
「さよなら」の準備をする。
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