皆と共に

携帯をその場に置いて

ベットの上にダイブするように

横になった

翌日───

教室に入るといつもより

騒がしい事に気づいた。

私は何事かと思いながらも席に座った

あいすちゃんが見せてくれた

携帯の画面を見ると、私が

走りながらまぐろを庇っている姿──

そして、やっこが男性を取り押さえている姿の

動画が流れた

いつも、他人事だと思いながら

見ていたが...

まさかその張本人になるとは

想定外すぎて...

開いた口が塞がらなかった

恥ずかしすぎて、暫く鞄に顔を突っ伏した

なんて笑っていたが...

案の定、昼休みに購買に二人で行くと

やっことまぐろがいた

やっこの言葉に三人共顔を見合せた

確かにその通りではある

まぐろは怖そうにしていたが、

まぐろは目を輝かせていた

あいすちゃんの問いかけに

やっことまぐろは首を横に振った

私は思わず口を塞いだ

しかしながら、三人とも食い気味で

見つめてくるが故に、私は慌てながら

下を向き

やっこの言葉に動揺してしまった

私こういう時に表情隠すのが大の苦手...

ケラケラと楽しそうに笑うやっこに三人とも驚いた

あいすちゃんも頷いていた

やっこは私に視線を向けたまま

なんて話しかけてくれた

後悔するくらいなら──

あいすちゃんが手を叩いた。

まぐろとやっこも頷いている

こんな元気に頷いてくれるとは想定外だった

私は驚きを隠せなかった

私は笑顔だった

あいすちゃんの言葉に私は固まった

ええええっ！！！？

思わず声に出てしまった。 三人とも爆笑している。

一人携帯を見ていた

ふう、と深呼吸した彼女は

携帯から視線を外して外を見た