軍人メリカのタノシイ奴隷Life

これは

俺が

彼らの

奴隷になるまでの話

この世界のカントリーヒューマンズたちは二つの顔を持っている

一つは勿論 「国の化身」

もう一つは.....

彼らの“属性の役職”だ

例えば アメリカ は 『軍人』

それは生まれた時から決まっている 絶対事項 である

しかし、一部のカントリーヒューマンズたちは奇妙な役職を持っていると言う

それは

『ロスチャイルド家』

ロスチャイルド家とは 世界を裏から牛耳る 支配階級の頂点に立つ者たち

その役職はかなり特別で、属性を二つ持つことが出来る

じゃあ例えば日帝だったらどうだろう...?

『ロスチャイルド家』と、『××』 だったりして..

気付いたら俺は 何も見えない真っ黒な空間にいた

少し経てば自分が今どんな体勢でどんな状況なのか わかってくる

ｼﾞｬﾗｯ

座ってる状態で 多分、手と足がそれぞれ枷みたいなのと鎖のロープ?で繋げられている

目も目隠しされてンな... それに

口にも無理矢理押し込まれて、猿轡か?クソｯ、悪趣味が

首にも、なんか付けられてる

四肢も固定されてるし、両手足首にも枷が付いてる

流石にこの拘束は異常、だろ

ロシアや中国も流石にこんなコトしない てか無理だろ

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｯ

身体を動かしてみようにもガッチリ固定されており、全く自由に動けないアメリカ

外れねェ

俺って結構力強い方なンだけどな

ビクともしねェ

メチャクチャに拘束されても未だ尚呑気なアメリカ

しかし、彼はこの後地獄を見る事になる

出会った事のない 想像を絶する

地獄に

ｶﾞﾁｬｯ

扉の開く音

ｺﾂｺﾂｺﾂ

足音は此方に近付くと、椅子ごと荷台でアメリカを運んだ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ...

コレが彼の地獄の始まりだった

ﾜｧｧｧ！！！！！

「あのアメリカがｯ？」

「私が買うｯ‼︎」

「いいや！私のモノだ‼︎」

「私に買わせてｯ‼︎」

ｯ、なんｯ、だ、コレ

商品...!?

よりによって 金持ち共の人身売買かよｯ

周りからは大富豪の醜い歓声 そして、目隠しされても分かる舐め回すような下卑た視線

その全てにアメリカは深い屈辱と憤りに震えていた

「200億‼︎」

「ｯ、300億だ！」

「500億よ！」

？？「1000億」

ｻﾞﾜｯｯ‼︎

ｼｰﾝ...

さっきまで騒がしかった会場が一斉に静まり返った

と、言うのもこの男 ミカエロ・フェルディナントはロシアの軍需産業の総役であり、ロシア国防の最前線を担っている政府お墨付きの大富豪である

また、彼は 今年初めて The World's Billionaires ［世界長者番付］ で 13位に輝いた

総資産額は推定1100億＄

若くして父、グスタフ・フェルディナントから財を譲渡されてからその天才的な頭脳と取引で数々のロシア産業を復興させてきた 言わばロシアの軍事総帥である

如何にも意地の悪そうな笑みで取引を行うフェルディナント

最早此処に 彼の敵は いない

ｶﾝｶﾝｯ‼︎

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ‼︎

会場から拍手が湧き起こる

残念そうな顔が目立つが “「彼」ならば仕方がない” そう言った諦めの表情である

ロシア本国より北西へ3000km フェルディナント領ウォトカ諸島 テキーラハウス＿

アメリカは以前 拘束されたまま

ｽﾘｯ...

ｶﾁｬｶﾁｬ

ｶﾞﾁｬﾝｯ

そう言い手際よく猿轡と目隠しを外すミカエロ

ｶﾁｬｯ

ｻﾗｯ

え、コイツ全然反応ない

急にどした？

話でも聞こか？（（

目隠しを外されて気付いたケド、拘束機は最新式の物使ってンな どれだけ金叩いたンだか

Navy SEALs ［ネイビーシールズ］ 合衆国海軍の特殊部隊 合衆国海軍特殊戦コマンドの管轄部隊であり、2つの特殊戦グループ、8つのチームに分かれて編成されている

因みにアメリカが所属しているのは 海軍特殊戦グループ1 （カリフォルニア州コロナド海軍水陸両用基地に所在） チーム7 合衆国西海岸担当である

俺が付けられている首輪 電気信号から察するに、爆弾じゃあないにしろ 見た事がない形状だ

人身売買の被害者の末路はクソだ それに比べて俺はマシな方か？ いや この目の前のゴミクズ野郎は俺にマトモな扱いをしないだろ 俺も別に求めてないケド

明らかに空気が変わった

余裕染みたフェルディナントはアメリカの誘いに少し驚き、ソレを隠すかのように笑みを浮かべて応答する

それっぽくアメリカが舌を出せば、フェルディナントの琴線を刺激したのか 彼もソレに応じる

すると、噛み付くようにしてアメリカにキスをした

ｼﾞｭﾙｯ♡ ﾁｭﾌﾟｯ♡

淫らな水音が部屋に響く

ｽﾙｯ...

そして 　・・・・ 　　予想通りに フェルディナントはアメリカの服に手を掛けた

そう言って口を一時的に自由にすると アメリカは 口内に忍ばせてある睡眠薬をフェルディナントの舌に絡ませ、口に放り込んだ

ｼﾞｭﾌﾟｼﾞｭﾌﾟｯ♡ ﾁｭｯ♡ ﾁｭﾌﾟｯ♡

しかし、即効性の薬の筈がまだ効かない

ﾋﾞﾘｯ！ ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ

我慢出来なくなったのか、アメリカのシャツを破るフェルディナント

ﾀﾞｩﾝｯｯ‼️

突然の銃声

ﾌﾞｼｭｯ！

ﾄﾞﾁｬｯ‼︎

そして、頭から血を流し 弧を描くようにして倒れる フェルディナント

鈍色の鉛弾を放ったのは

ロシア

勿論、フェルディナントは即死

しかし、死体には意を介さず拘束されているアメリカへ静かに歩み寄る

ｺﾂｺﾂ

ｺﾂｺﾂ

上等な革靴の大理石を打ちつく音

アメリカは今起こった出来事が まだよく分かっていない 世界がスローになり、自分とロシアだけしかいない そんな感覚を味わっていた

ｶﾂﾝｯ

ロシアが遂にアメリカの前まで来た所

ｶﾞﾌﾞｯｯ❗️

ロシアはアメリカの口を奪った

それも深く怒りを滲ませて

フェルディナントとは比べものにならない程強く、貪り喰い尽くすように

ｼﾞｭﾙｯ♡♡ ﾁｭｩｯ♡ ｶﾌﾟｯ♡

ﾁｭﾌﾟｯ♡♡ じゅるじゅるｯ♡♡

流石に息が続かなくなったのか 苦しそうに身をよじろうとすると

ちゅぽｯ....ﾝ

漸くロシアは舌を巻いて放した

双方の唾液の甘美な糸が引いていく

やっと口を開いたロシアの声は 酷く冷たく 真冬の冷気が立ち込めていた

ﾌﾞﾙｯ

身体が震え、硬直し 冷や汗が垂れる

「そんな筈はない」

と 全否定したいアメリカだが、何せ 身体が 口が 動かない

ﾄｽｯ

ｶﾞｸﾝｯ

ロシアの特殊な注射器で一瞬で眠りに落とされたアメリカ

ｽｯ

ﾁｩ♡

ロシアはアメリカの喉へキスをした

愛おしそうに

飲み干すように

ロシア 『ロスチャイルド家』 Second属性 【殺し屋】