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─翌日─
昨日起きたことを話そうと思った。
助けて貰ったのに理由を話さない のは何か違う気がするから。
黄
…声が震える、
ちゃんと伝えられるかな。笑
桃
黄
黄
桃
桃
黄
黄
久しぶりに人の温もりに 触れた気がした。
…僕は人の温もりを 求めていたのかもしれない。
今思えば、
実の親じゃ無かったからこそ 母親も少し遠慮していた気がする。
人の温もりって、いいな。笑
僕は全て話した。
僕のせいで母親が亡くなったこと。
母親が亡くなってから、
父親が虐待を するようになったこと。
両親が実の親じゃなかったこと。
父親に捨てられたこと。
路地で誰かに殴られたこと。
全部全部、話した。
黄
桃
桃
黄
桃
黄
黄
何故、桃くんが泣いたのか 分からなかった。
…僕は人の心が無いのだろうか。
黄
僕は桃くんが僕にしてくれた ように、背中を撫で続けた。
桃
桃くんは口を手で抑えて、 必死に声を抑えて泣いていた。
…強い人はこうやって泣くのか、
と、人の泣き方を見て学習する 僕は本当に最低だと思う。笑
桃
黄
桃
桃
桃
黄
桃
桃
黄
桃
黄
桃
黄
黄
黄
黄
黄
黄
黄
黄
桃
桃
桃くんはそう言って 僕の頭を撫でてくれた。
僕の頭を撫でた手は、 僕の手よりずっと大きくて。
脳の片隅に眠っている 何かに似ているものを感じた。
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