神様の許嫁！

僕は鈴蘭虎珀

何の変哲もない平凡な高校生だ

今日も俺の平凡な１日が始まる

俺には毎日の習慣がある

いつも荒されてる管理もされていない神社を掃除することだ

ｻﾞｯｻﾞｯ

ほうきのはたく音が神社に響く

その中に俺の歌が混ざる

こんなに贅沢な時間は俺の癒やしだ

ﾌｷﾌｷ

ｶﾞﾗﾝｶﾞﾗﾝ

俺が後ろを振り向いた瞬間移動

＿＿ありがとう＿＿

急いで振り向いてみた

神様からの御礼だったのだろうか

だとしたら嬉しいな

そうして俺は学校に向かった

………

ざわついていた教室が一気に静かになった

いつものことだが慣れない

ただ、唯一違ったのは水をかけられていないことだ

保野陽介、クラスメイトで俺をターゲットに虐めている人だ

ふと、上を向いてみると

普通なら俺に直撃するはずの水が浮いていた

ｶﾞﾀﾝｯ！

保野さんが倒れた拍子に椅子や机も倒れた

保野さんはとても怯えていて俺が近づくたびに焦って後ろに下がっていた

振り返っても誰もいない 恐らく幻覚

安心させるために笑っても怯えるばかり

そして……

ﾊﾞｺﾝｯ！

勢いよく保野さんの頭に机がぶつかってきた

そして気絶してしまった

保野さんは頭を強く打っている為、むやみに頭を動かしてはならなかった

急いで頭を固定してしばらくすると救急の人たちがやってきた

この人は夏野夏空さん

みんな公認の可愛い代表 夏野さんに憧れる人は沢山いて、何人も弟子がいるらしい しかも夏野さんは優しくてとてもモテる

殴る素振りをして声を出す夏野さん、周りの目が痛くてしょうがない

そんな事を考えていると

なにかにぶつかった

この人は神心星来会長

この学校の生徒会長でとてもかっこよくモテる

そう言うと俺の頭を撫でてくれた

少し体が暑くなってしまった

もう秋なのにおかしいな

さっさとやることを終わらせてしまおう

＿＿ありがとう＿＿

あの言葉がずっと引っ掛かっていた

どこかで聞いたことある声

声主は誰なのか

ずっと気になっていた

ｻﾞｯｻﾞｯ

聞いたことのある声が聞こえた

朝に聞いた声と一致した

それから二人で神社の掃除をした 一人でやるより早く進んでしかも楽しかった

会長があまりにもハムスターみたいに口に詰め込むから思わず笑ってしまった

知らない三人が来た、その中の一人は会長と似ていた

キーンコーンカーンコーン

これからが楽しみです