最強の女の子

実弥side

カナエが上弦と戦ったと聞いた

そして瀕死の重傷を負ったということも

蝶屋敷についてみると

そこには3つの棺があった

中央にカナエの棺があった だがもっと目を引くものがあった

カナエの棺の両隣にある、子供の遺体が入ってるであろう2つの小さな棺

片方はおそらく蝶屋敷の無表情な子供 そしてもう1つの子供の髪は

白髪だった

俺が放心状態になっていた所に蝶屋敷の奴が花を抱えて部屋に入ってきた

この状況に混乱して、思わず声を荒らげてしまった

ふとそいつの顔を見ると

以前見た時よりも痩せこけていた

訳が分からなかった カナエの上弦の鬼との対峙は任務の関係だと思っていたからだ

姉をとても信頼し、愛していたからこそ 目の前で姉が死ぬというのはとても辛いだろう

2人が、死んだのは

最悪の、想定だった

この2人も、カナエに人生を救われていた そのカナエが死んだら、とは思っていた

俺が何も言えないでいると、神崎が何かを出そうとしていた

中身を読んでみると

懺悔の言葉、感謝の言葉 なにより自責の言葉が凄かった

目の下に隈が出来ている きっと一睡もしていないのだろう

何も、言う事は出来なかった

ただ、心の変化についていけなかった

その言葉からは嘘が感じられた

元は忍だ、感情の制御は出来る方だろう

だが、今回の事はそれだけショックな事件だったのだろう

鬼殺隊花柱胡蝶カナエの死亡 及び妹の清水咲夜、栗花落カナヲの死亡は瞬く間に鬼殺隊中に広まった

肉親である胡蝶しのぶは部屋に籠り、食事も取らずずっと何かを呟いているだけだという

そして風柱と音柱は無理やり忘れるように体を壊す勢いで任務を行っているという

その後、私は幸せな夢を見ていた

皆がいて、姉さんがいて

咲夜がいて

そうだ、私のいるべき世界はここなんだ

これからは皆一緒なんだね

ｶﾞﾀﾝ

Ending 「幸せな世界」

テキストからこんばんは、主です

後日談という形でしのぶさん達のその後とか書きたかったんですけど…

後日談ってこんな感じ…なんですかね？

あとエンディングはパッと思いついて付けたやつなので気にしないで下さい

次からはハッピーエンド(？)ルートの続きを投稿していきますので

お楽しみに！ ここまで読んでくださりありがとうございました！