家でテレビを見ていると
ーーテレビーー
『今夜のゲストは、阿部亮平さんです!』
「よろしくお願いします!!」
えっ?どうして、亮平が……?
次の日、会社の友達に 亮平のことについて聞いた
○○
ねぇねぇ!麻夜!
麻夜(まよ)
ん?どうしたの?
○○
阿部亮平って、知ってる?
麻夜(まよ)
うん、知ってるけど……
なんで?
なんで?
○○
なんで知ってるの?
麻夜(まよ)
なんでって、有名人じゃん!
今じゃ若い子にめっちゃ人気だよ!
今じゃ若い子にめっちゃ人気だよ!
麻夜(まよ)
イケメンで優しくて高身長で頭良くて、完璧な人だって!
麻夜(まよ)
実は、自分もハマりかけてるんだよね笑
○○
そうだったんだ。
麻夜(まよ)
もしかして、知らなかったの?
○○
うん、あまりテレビとか見ないんだよね。
麻夜(まよ)
へぇー
でも、なんで急に?
でも、なんで急に?
○○
気になっただけ!
麻夜(まよ)
そうなんだ
今度見てみたら?
今度見てみたら?
○○
うん、そうする!
その日 仕事帰りで歩いていると
見覚えのある顔があった
亮平
○○?
○○
亮平、、?
そこには亮平がいた
亮平は走って来て 私に抱きついた
亮平
ギュッ))ずっと会いたかった。
亮平
話したかった。
私は亮平を押し離した
○○
やめて!有名人がこんなところで、撮られたらどうするのよ!
○○
それに、今更なに?
亮平
○○に言いたいことがあるんだ!
○○
意味わかんない!あの時、
何も言ってくれなかったくせに!
何も言ってくれなかったくせに!
亮平
ごめん……
あれには訳があるんだ!
あれには訳があるんだ!
○○
どうせ、言い訳でしょ!
私の気持ちなんか知らないくせに
私の気持ちなんか知らないくせに
違う、、、 こんなことが言いたいんじゃない。
本当は、また会えたことが嬉しい
でも、憎くて
矛盾してる自分自身も嫌になる
亮平
ごめん……
俺が悪いのはわかってるんだ。
俺が悪いのはわかってるんだ。
亮平
許してくれなんて言わない。
でも、せめて俺の気持ちを伝えたい
でも、せめて俺の気持ちを伝えたい
○○
待って!あっち行こ
私たちは近くの公園に来て ベンチに座った
亮平
あの時は、ごめん。
急に転勤が決まって、、
急に転勤が決まって、、
亮平
言おうと思ったんだけど、忙しくて、それでも「○○に伝える」って親に言ったら、「もう伝えておいたよ」って言われた。
亮平
その後、「そんなことより、早く準備しなさい」って言われて。
亮平
ほんとに、ごめん……
○○
そうだったんだ。
○○
私の方こそ、強く言っちゃってごめん。
亮平
○○は悪くないよ。
亮平
俺、本当は行きたくなかったんだ
○○
え?なんで?
亮平
お前のこと好きだったから。
○○
好き?
亮平
うん、今でもお前のこと好きだよ。
小さい頃、約束しただろ?
小さい頃、約束しただろ?
亮平
「結婚しような」って
○○
っ!!
覚えて、、たの?
覚えて、、たの?
亮平
当たり前だろ
亮平
好きじゃなかったら、そんな約束しないよ。
○○
覚えてないと思ってた。
亮平
まさか笑
亮平
でさ、向こう行ってから何日かした時、親に「日本に帰るのはだいぶ先になるかも」って言われてさ。
亮平
なるべく早く日本に帰るために高校卒業したら日本に帰ってきた。
亮平
帰国してから、ひたすら○○を探した
○○の実家行ったけど、ちょうど居なくてさ。
○○の実家行ったけど、ちょうど居なくてさ。
亮平
そしたら、たまたま○○のこと見つけてさ、彼氏さんと一緒なのみて、俺何やってんだろって思った。
○○
私も亮平のこと、ずっと好きだった
○○
でも、ずっと離れたまま亮平のことを好きでいるのが辛くて、この感情をなくすために付き合ったの。
○○
結局、忘れられなかった。
何してても亮平のことばかり
何してても亮平のことばかり
○○
心も身体も満たされない
○○
亮平のことを忘れられない自分も嫌になってくる。
突然、私の目から 涙がこぼれた
すると、亮平がすぐに ハグをしてくれた
亮平
ギュッ))俺、せめて一人前の男になって帰ってきて、お前を彼女として迎えたいって思ったんだ。
亮平
だけど、彼氏さんといるの見て諦めようって思った。
亮平
でも、せめてこの気持ちは伝えたかったんだ。
○○
グスッ))ありがとう!嬉しい!
亮平
○○
○○
ん?
亮平
俺の彼女になってください。
○○
「うん」って言いたいけど、芸能人の人となんて、無理だよ。
○○
亮平が何か言われるのも嫌だし
亮平
それでもいい!
お前がいてくれれば、どんなことも乗り越えられる!
お前がいてくれれば、どんなことも乗り越えられる!
亮平
そばにいてほしい。
ただそれだけでいい!
ただそれだけでいい!
亮平
俺の彼女になってください。
○○
グスッ))うん。こんな私だけどよろしくお願いします!
私たちはお互いの愛を感じるように 抱きしめ合った
しばらくすると亮平が いきなりキスをしてきた
○○
んっ!
亮平
可愛い声。
他のやつにその声聞かせてたなんて、嫉妬しちゃうなぁ。
他のやつにその声聞かせてたなんて、嫉妬しちゃうなぁ。
○○
亮平以外、こんな声出ないよ。
亮平
あんまり可愛いこと言うなよ
亮平
止まんなくなるだろ(チュッ
○○
んんっ!あっ、ん……
私に散々な思いをさせた
消えた君が
憎い!!
だけど、、、
大好き!!