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ああ、第7話読み終わりました。時雨さん、不器用すぎるでしょ…(笑)わざわざ京都から華子の同人誌持ってきてるのに「自分への嫌がらせだ」って後悔するところ、もう完全にツンデレのそれじゃないですか。あと、大学の門前で男子学生に絡まれてるあなたを助ける流れ、自然に「乗って」って言えるのがいいなと思いました。で、最後の「名前で呼んでよ」からの急ハン逃走、関越道に乗っちゃうって…時雨さん、逃げ方が豪快すぎますよ。次、どうやって収拾つけるんだろう、気になります。
時雨は待ち合わせ場所に向かっている。 今、京都で個展を開いており、昨日は一日会場にいた。 時雨の絵の購買客は主に外国の富裕層だが、小さい絵であれば国内でも時々売れる。 挨拶回りで疲れた。 今日は昼前に帰宅し、シャワーを浴びてソファに少し横になったら寝てしまっていた。時計を見て慌てて家を出てきた。
時雨
華子が学生時代に書いた同人誌のことである。華子への嫌がらせのつもりだったが、自分が思っている以上に、自分の挿絵が多く、また、拙い。これを見られるのは、自分に対しても嫌がらせだと少し後悔している。
時雨
ふわーとひとつあくびをする。 待ち合わせ場所は、あなたの大学の先にあるカフェだ。
時雨
ちょうど大学の正門に通りかかったところで、学生2人が目に入った。金髪を神経質にセットした男子学生と、あなた。
時雨
2人を通り過ぎたところでちょうど赤信号に引っかかる。ルームミラーで様子を眺めた。 男子学生は楽しげに話しかけているが、あなたは苦笑いが絶えない。ように時雨には見える。ウィンドウを下げた。2人の会話が聞こえてくる。
男子学生
あなた
男子学生
あなた
男子学生
あなた
男子学生
あなた
男子学生
あなた
時雨は(イラァ⋯)として、運転席から身を乗り出して「おーい」と声をかけた。
あなた
男子学生
時雨
あなた
男子学生
男子学生は不満そうに眉根を寄せた。時雨はあなたがシートベルトを締めたことを確認すると、車を発進させる。
時雨
あなた
時雨
あなた
時雨
あなた
時雨は(ムー)と思う。
時雨
車を路肩に停め、腕を伸ばして後部席に置いてあった手提げ付きの紙袋をあなたに渡す。
時雨
あなた
嬉しそうな笑顔から、時雨は目を逸らす。
時雨
嘘だが。 あなたは表情を曇らせて「すみません、具合が悪いのに⋯」と、車から降りた。
あなた
ドアを閉めようとしたところに「ねえ」と呼びかける。
あなた
時雨
あなた
目が合う。 沈黙。
時雨
時雨は閉ざされかけたドアを自分で引っ張り閉める。顔が熱い。乱暴に発進する。
時雨
勢いで、そのまま関越道に乗ってしまった。
#友達以上恋人未満
たゆ
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