9話の続き
「人間になっちゃった話」
俺は飼い主がレンアイ的に好きらしい
ハムスターから人間になったのがその証拠
「ねー飼い主〜?構ってぇ?」
「は、はぁ?なんでよ」
飼い主はおどおどしていて、なんだか 頼りない
やっぱ俺が守んなきゃな!!
そう思い、買ってもらったチーズケーキを頬張った
今日も今日とて飼い主に好き好きアピールしていた時
「ね、ねぇ。」
「こんなに人を好きになるもんなの?ってか、結婚とか出来なくない?」
そう言われると、そんな気がする
「...聞いてくるわ」
俺はそう言い残し、里帰りすることにした
「なぁ、女神さん」
「なんだい、何の用だい」
この「女神さん」はこの里の神様らしい
昔からなんでも知っている、まさに神様
みんな「女神様」やら「聖母様」やら言っているが、俺は「女神さん」と呼んでいる
俺にとっての女神は飼い主だからな!!
「女神さん、女神さん」
「俺はこんなに人...飼い主を好きになってええんやろか」
ぽつりと、不安ながら聞く
「いいんですよ。貴方が選んだ人ならば」
女神さんはそういった
顔は見えてないけれど、微笑んだ気がした
「なぁ飼い主!!」
「なっ!?なによ」
「俺、飼い主が大好きやで!」
この言葉、君に届け
参考
作詞作曲 野田洋次郎 様
「いいんですか」より
コメント
1件
今思えばだぁれもコメントしてなくて草