有紗
ごめんなさい川本くん…
有紗
私、そんなつもりじゃ…
涼介
嘘つけ
涼介
今お前川本くんって呼んだろ
涼介
パン届けに来た時は涼介君たったくせによ
有紗
あ……
涼介
俺への好感度を上げるためだろ
涼介
それくらい分かるんだよ
涼介
とっとと告白してこいよ
有紗
え?
涼介
そしたらすぐに振ってやったのに
有紗
そんな…ごめん
涼介
もういい
涼介
じゃあ
ーーーーーーーーーーーーーーー 有紗と三奈のLINE
有紗
三奈、聞いてよ
三奈
ごめんね今日学校行けなくて
有紗
いいよしょうがないし
三奈
で?どうしたの?
有紗
涼介君に嫌われた
三奈
え?どういうこと?
有紗
涼介君に私の書いたポエム見られた
三奈
それでなんて言われたの?
有紗
自分の思いをぶちまけて人に共感を買うバカとか
有紗
有紗
見損なったって
三奈
ひどっ
三奈
ポエム書いただけでそんな言う?
三奈
もうそんな奴好きになるのやめなよ
有紗
うーん……
三奈
まだ好きなの!?
三奈
涼介君を諦めるかポエムをやめるかどっちかしないと!
有紗
無理
三奈
え?
有紗
私、涼介君もポエムも大好き
三奈
そんな気持ちだから涼介君に散々言われるんでしょう?
有紗
どっちかなんて選べない
三奈
いい加減にしな
三奈
言い訳してるだけじゃん
三奈
本当は優柔不断だから決められないだけでしょ
有紗
そんなんじゃない
有紗
私の気持ちはわからないでしょ?
三奈
そんなにポエムにのめり込む人見たことないから分かるわけないじゃない
有紗
三奈は弁護士になりたいから勉強頑張ってるよね?
三奈
そんなこと今関係ない
有紗
だけど料理も好きでいつも頑張ってる
三奈
だから関係ないって
有紗
勉強と料理を三奈は今両立してるわけでしょ?
三奈
そうよ
有紗
どっちか選べって言われて選べる?
三奈
そんなわけないじゃない
三奈
ここまで頑張ってきたんだから
有紗
そうだよね
有紗
私は今その気持ちなの
三奈
バカみたい
三奈
私と有紗一緒にしないで
有紗
一緒になんかしてない
有紗
私と三奈は別人
三奈
三奈
何よ
三奈
私は善意でアドバイスしてあげたのに
三奈
有紗は私がいないと涼介君にだって話しかけられないじゃない!
有紗
そんなことない
有紗
確かに私は内気だし人見知りだよ
有紗
だけど三奈がいなくても頑張れるから
有紗
これ以上三奈に迷惑かけない
三奈
分かった
三奈
もう私たち絶交でいいでしょ?
有紗
私、そんなこと言いたいんじゃないわ
三奈
嘘
三奈
私ともう関わりたくないんでしょ
三奈
こんな女の子っぽくなくてうるさいヤツ嫌なんでしょ
三奈
もういいよ
三奈
私たちの関係はおしまい
有紗
分かったよ
有紗
私ひとりで頑張るから
三奈
もう話したくない
有紗
話したくないなら話さなくていい
ーーーーーーーーーーーーーーー 翌日、学校
雅之
おい涼介
雅之
今日は山崎来てるのに大見1人だぞ
大樹
雰囲気なんか険悪じゃない?
雅之
たしかにな
涼介
俺の前で大見の話するな
雅之
なんでだよ
大樹
振ったのか?
涼介
俺、あいつのこと見損なった
雅之
は?
涼介
俺に隠れて俺の事ネットに上げてた
大樹
何それ盗撮ってこと?
涼介
ちがう、俺の事を書いたポエム
雅之
うわ、それはきつい
有紗
(涼介君、私の事悪く言ってる…)
有紗
(本当は名前は出てない。あの時は間違えただけよ。)
有紗
(我慢できない。誤解解いてこよう)
有紗
川本くん、ちょっと話があるの
涼介
はあ?
涼介
無理
有紗
お願い。川本くんは私の事誤解してる
有紗
誤解だけでも解きたい
有紗
話だけでも聞いて
涼介
涼介
話だけならな
涼介
屋上行こう
有紗
ありがとう
ーーーーーーーーーーーーーーー 屋上
有紗
私が川本くんのこと名前を隠さずに投稿したって思ってるでしょ?
涼介
実際してたじゃねえかよ
有紗
違うの
有紗
あの時はたまたま間違えて涼介君って打っちゃっただけ!
涼介
証拠は?
有紗
あるよ
有紗
これ見て
私は勇気をだして涼介にポエムを全て見せた。
涼介
まあR君とはなってるな
有紗
うん
涼介
俺の事好きなわけ?
有紗
うん
有紗
ずっと憧れてた
有紗
ポエムに書くくらい好きなの
有紗
思いだけでも伝えられてよかった
有紗
じゃあね
涼介
涼介
待てよ
グイッ
有紗
!?
涼介が手を引っ張った瞬間、我慢していた涙が落ちた。
涼介
な、なんで泣いてんの
涼介
涼介
お前まさか!
涼介
やっぱり山崎と喧嘩したのか
有紗
うん
有紗
分かったんだ
涼介
教室から出る時、明らか山崎の方見てた
有紗
たしかに
涼介
その……
涼介
すまなかった
有紗
え?
涼介
勝手に勘違いして
涼介
勝手に嫌って
涼介
本当にごめん
有紗
いいよもう
涼介
俺って本当に惚れ症だよな
有紗
どういうこと?
涼介
惚れたかも
有紗
え
涼介
お前の何があっても諦めない一生懸命さとか
涼介
だけど我慢しすぎ
涼介
二度と俺の前では我慢するな
そういい涼介は有紗の目に浮かぶ涙を拭った。
有紗
え、えっと……
涼介
直ぐには付き合うのは無理だけど
涼介
もっと距離を詰めていきたい
涼介
だめ?
有紗
いいに決まってんじゃん
有紗
ありがとう
涼介
ポエムに書き込んでもいいからな
有紗
うん!
涼介
あ、
有紗
?
涼介
R君じゃなくて涼介な






