みんなで……！

数分後

ｻﾞｧｧｧｧ

しかも結構な大雨だし…これは当分止みそうにはないな

ていうか、こんなになにも見つからないもんなの…？

せめてなにか小さいものでも見つかるかと思ったのに……

ﾊﾞｷｯ

下の木が…折れて……、？

ｶｽｯ

えっ…？嘘…もしかして僕、ここで……

…どれだけ必死に手を伸ばしても、僕のこの手が社長に届くことはなかった

ｯ仕方ない、虚空を出すしか……っ！？

そして僕は咄嗟に"ソレ"を虚空の浅いところに入れた

ちなみに、僕はというと……

ﾀﾞﾝｯ

無事…ではないけど、しっかりと受身を取りながら落ちました

数分後

もちさんが社長におぶられて帰ってきたんだけど！？！？どういう状況！？

穴がそんな底が深いやつじゃなくてよかった…

ﾄﾞｻｯ

いやいや、多すぎだろ！？

てか、よくここまで腐らずに残ったよな

…あ、そういえばハルのご飯どうしよ…

こそ最近、色々とありすぎて考えてなかったわ

…噂をすればってやつかな？

ごめん、みんな。こんなところ見せる形になっちゃって

でも、今の僕らにとってハルは生きるための唯一の切り札と言っても過言では無いくらい大切なんだ

ｼｭｯ

ハルにも悪いな…いつも思うけど、僕はハルをこうやって使うために作ったわけじゃない

本当は、僕は……

ｺﾄ

ていうか、社長と不破さんもこういうの無理だったんだ…

てっきり２人なら大丈夫かと思ってた…次から気をつけないと

……ハル…っ、僕ｯｯどうすれば…ｯ？