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しほ@風邪からタブン復活!
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月の女神の血液「ルナ・サンギス」
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――月がまだ神々のものだった、神話の時代。 世界が夜と昼に分かれるよりも遥か昔、天上には月を統べる女神が存在した。 その名は、ルナ・ディアーナ。 彼女は夜に迷う者へ道を示し、傷ついた魂を癒やし、命の終わりを静かに見届ける慈悲深き女神だった。 そして、彼女の身体には、人間はもちろん、神々でさえ目にしたことのない特別な血が流れていた。 その名を―― 《ルナ・サンギス》
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ある夜、女神ルナ・ディアーナは地上に降り立った。 そこで彼女が出会ったのは、永遠の命を求める者たちだった。 彼らは女神に祈りを捧げ、血を分け与えてほしいと懇願した。しかし、その願いの奥にあったのは救済への渇望ではなく、世界を支配したいという欲望だった。 女神は彼らの願いを拒んだ。 すると、欲望に取り憑かれた者たちは女神を捕らえ、その血を奪おうとした。
すち
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天は裂け、月は赤く染まり、星々はひとつずつ光を失った。 女神は最後の力を振り絞り、自らの血を光へと分け、世界の果てへ封印した。 その瞬間、女神の姿は月の光となって消え去った。 残されたのは、血の一滴すら残らぬ白銀の祭壇と、夜空に浮かぶ美しい月だけだった。 それ以来、月は二度と地上に降りてこなかったという。
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時は流れ、女神の伝説は人々の記憶から薄れていった。 だが、夜の眷属である吸血鬼たちの間では、今もなお語り継がれている。 吸血鬼にとって血とは、命そのものであり、力の源でもある。 しかし、どれほど高貴な血筋であろうとも、どれほど長い年月を生きようとも、決して満たされない渇きがある。 それを満たせる唯一の血こそが、ルナ・サンギスなのだ。
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古い吸血鬼の書物には、こんな一節が記されている。 「月が赤く染まる夜、失われし女神の血は再び目覚める。 その血を飲む者は神に至り、その血を求める者は破滅に至る。 されど、最も恐るべきは血を飲む者ではない。 その血に選ばれし者である。」
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そして近年、人間界では奇妙な事件が相次いでいる。 満月の夜にだけ現れる銀色の花。 月明かりの下で輝く、正体不明の血痕。 そして、各地で目撃される、伝説上の存在であるはずの吸血鬼たち。 彼らは何かを探している。 人間の血でも、王族の血でもない。 数千年もの間、失われていた奇跡の血――ルナ・サンギスを。 もし、その血を宿した人間が現代に生きているとしたら。 その者は女神の生まれ変わりなのか。
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コメント
11件
本いっぱいあるのいいな〜
いや江戸すぎん?
いや、すご、、、 こんな細かい面白い神ってる設定考えれるクッキーの頭どうなってるん??? 続きが気になりすぎて夜しか眠れん