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rbru 【 笑顔を見せて 】 ほのぼの(?) になってます! 脳◯で書いたてぇてぇ(
小柳
少し薄暗い部屋の中に かすかな歌声が響く 壁にかかった時計は もう10時を指していた
小柳
やるべき家事はこれで全て終わった これで 〝あいつ〟とゆっくり過ごせる ………と思ったが
小柳
そう肝心の〝あいつ〟が 未だに部屋にこもりきっている
この部屋が 少し広く感じるようになって 何日が経っただろう
音を立てないように ゆっくり向かった先は あいつの部屋 バレない程度にそっと 扉を開いてみる
星導
小柳
いきなり聞こえた大きなため息 バレたか…? と少し身構えたが 彼はこちらには 気づいていないようだった
星導
パソコンの明かりに照らしだされた 彼の顔色は お世辞にも良いとは言えなかった 目の下は隈で真っ黒 瞳はうっすら充血していて 表情も少しうつろ
小柳
何かをしてあげたい そんな気持ちと 邪魔になるのが怖い という気持ちが 心のなかでぶつかり合う
考えた末に出した結論 コーヒーと小腹が満たせるものを 持っていこう そのときに出来れば もし、出来れば 少しハグしてみるのも いいかもしれない
小柳
小柳
丁寧に淹れたコーヒーと 以前彼が〝おいしい〟と言っていた クッキーを持って ドアの前で少し佇む
小柳
そう自分に言い聞かせて 扉をゆっくり3回 ノックした
小柳
星導
小柳
星導
返事が返って来る気配は無い 聞こえてない? そう思いドアを開けてから 呼びかける
小柳
星導
俺を見つけた彼は 疲れがにじんだ顔を 一瞬のうちに優しい笑顔で 覆い隠した
小柳
普段は嬉しいはずの笑顔が 今日はなんだか悲しかった
小柳
星導
少し嬉しそうに 柔らかく笑みを浮かべる その笑みに胸が はち切れそうになって 気がついたら 抱きしめていた
星導
小柳
自分のいきなりの行動に 鼓動が騒がしくなる 嫌がられてたら 気持ち悪がられてたら 嫌な想像力ばかりが働く
星導
小柳
声が少し震える 腕に込める力が 強くなっていたことに気づき 少しゆるめようとした が、自分の体が動かなかった
小柳
星導
少し低くなった声 …嫌われた? そう思った
星導
小柳
耳元でかすれた声で囁かれた だんだん顔が熱くなるのを感じる
小柳
星導
小柳
震えた声で囁き 彼の身体に縋りつく と、いきなり身体が離され 彼の表情が見えた
星導
小柳
彼の顔は今まで 見たことがないくらい 染まっていた 気づいたら頬が自然と濡れていた
星導
小柳
表情を見せまいと 彼の肩に顔を埋める
星導
小柳
星導
小柳
星導
小柳
星導
小柳
星導
小柳
普段通りの彼に戻った 軽口を叩き合えるような彼に ふと視線が合った時に 彼は俺に優しくキスをした
小柳
星導
小柳
滲んだ視界で見た彼の笑顔は 相変わらず柔らかくて 優しくて でも、心からの笑顔だった
脳死状態でてぇてぇを 書かせていただきました……😇 たくさんの方に読んでいただけたらいいなと思ってます♪ リクエスト待ってます🤙