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夢の中で一安心…! でもお父さんへの気持ちに気づけてよかったです!
リツ
リツ
アユ
アユ
リツ
カナタ
リツ
イノリ
カナタ
その家族は穏やかな笑みを交わし、隣の水槽へと移動していった。
一見、幸せで微笑ましい理想的な家族の形かもしれない。
ユウカ
マユ
レナ
レナ
私は、複雑な気持ちのまま笑顔を作った。
レナ
いつも帰っている家なのに。
いつも発してる言葉なのに。
極端に緊張してしまった。
今日のは、きっと見間違えだ。
お母さん
レナ
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
レナ
レナ
お母さん
お母さん
レナ
レナ
お母さん
私のお父さんは、頭がいい。
高学歴なだけあって、大手企業に勤めている。
だから普通の人よりお金に余裕があって、よく旅行に連れていってくれる。
何より世界で一番優しい。
そして、私のことをすごく可愛がってくれる。
小学生の頃なんかは、よく旅行に連れて行ってくれた。
私の自慢だった。
私の知ってるお父さんは
私達を捨てて、他の人達と水族館にお出かけなんかしないはずなのに。
今朝見たあの人は、確実にお父さんだった…
「ガチャッ」
「ただいまー」
「おかえりなさい。レナが会いたがってたよ笑笑」
「あの生意気な反抗期ちゃんが?笑」
「ったく、可愛いなー笑笑」
レナ
レナ
レナ
レナ
レナ
レナ
レナ
レナ
レナ
泣き寝入りなんて、いつぶりかな。
私は、奇妙な感覚を覚えながら目を瞑った。
目を覚ました時、奇妙な感覚だった。
もしかして……
レナ
どうやら夢のようだった。
ダッダッダッダッ
階段を駆け下りて、両親の寝室に飛び込む。
ガチャッ
カナタ
カナタ
レナ
私は、今までの反抗を忘れて
無意識に抱きついていた。
カナタ
お母さん
お母さん
レナ
レナ
レナ
お父さんは、しばらく私の頭を撫でてくれた。
レナ
カナタ
お父さんは、びっくりして笑った。