裕貴
日向
日向
目立たないように、静かに過ごす。 私の理想の高校生活は この日、崩れ落ちたのです。
堺 裕貴くん。
朝の男の子は、 学年一のイケメンさんでした。
朝、あんな大勢の前で 告白されるなんて……
こんな、漫画みたいなことあるん……
紗夜
紗夜
日向
その日の昼休み。
私は、教室で友達の紗夜ちゃんと お弁当を広げていた。
女子
女子
女子
日向
裕貴くんに告白されてから 変わったこと。
それは、学年の女子達が休み時間の度に、私のことを見に来るようになったことだ。
紗夜
紗夜
日向
紗夜はそんな私を見ると 安心したように 唐揚げを口に放り込んだ。
日向
裕貴
下校中、私は紗夜の注意を 早速破ることになった。
日向
日向
空いてる席は沢山あるのに、裕貴くんはわざわざ私の隣に座った。
裕貴
裕貴
日向
裕貴
日向
裕貴
裕貴
裕貴くんはそう言うと 私の頬に手を当てた。
日向
男の子は、誰でも普通にこんなことを言えるものなんだろうか。
私は顔の火照りを誤魔化すように 尋ねた。
日向
日向
裕貴
日向
裕貴
裕貴
裕貴
日向
日向
裕貴
ちょっと浮かれて、期待してた私が馬鹿だった。
気づけば私は、裕貴くんの隣から立ち上がって、
たまたま止まった駅へと飛び降りていた。
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