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#8

赤side

涼しい風で目が覚める。

未だ少し思い瞼を開けると

暗めの電気が付いていて

少し眩しい。

掛かっていた布団に隠れて

ゆっくりと目を慣らしていく。

慣れていくに連れて

周りが見える様になるけど

全く見覚えの無い部屋。

ここどこ...

戸惑い詰起き上がって

欠伸をする。

目を擦っていると

ベッドに座っていた桃くんと目が合った

おはよ

...おはよ、

そうだった、

行く場所無くて来たんだっけ...

寝起きの働かない頭を動かして

覚えている限りの記憶を辿る。

.....俺玄関の前に
居なかったっけ、

起きないから俺が運んだ

あーね

窓から見える景色は

いつの間にか暗くなっていて

多分かなりの時間寝てたんだろう。

最近ずっと眠かったのが

少し取れてスッキリしている。

シャワー浴びてきなよ

外ずっと居たから
汗かいてただろ

ん、

服俺の貸すわ

そう言って立ち上がったのを見て

俺も布団から出たものの

部屋の場所なんて把握してない為

取り敢えず後ろに付いて行ってみる。

桃side

適当にサイズが小さめな服を

クローゼットから左手に掛けていく。

正直これでも大きいと思うけど

オーバーサイズって事にすればいいだろ

あ、そういや夜飯どうしよ

作るのだるいな

赤には悪いけど

コンビニでいっか...

ついでに飲み物も欲しいし

赤がシャワー浴びてる間に行ってこよ、

そんな時間は掛からないと思い詰も

後ろを振り返り、一応声を掛けておく。

シャワー浴びてる間に
コンビニ行ってくるけど

欲しいもんある?

俺も行くっ

意外な返答に面食らい詰

やっぱり幼く見える雰囲気に

不覚にも可愛いと思ってしまった。

何だか恥ずかしくなって

合った目を逸らし乍

ぶっきらぼうな返事を返す。

じゃあ先シャワー浴びてろよ

服後で持ってくから

風呂の場所わかんない

この部屋出て一つ右

シャンプーとか適当に使って

わかった

背中を見送ると

力が抜けて

溜息と共に声が出る。

顔が少し熱いのを感じる。

現実逃避というか、

気を逸らす様に

服選びを再開した。

この作品はいかがでしたか?

11,040

コメント

3

ユーザー

桃赤尊すぎる!! がっつり絡み書いてるわけじゃないのに尊いの流石です… 続き楽しみにしてます!

ユーザー

更新された嬉しい⸜(*˙꒳˙*)⸝ 雰囲気いい感じになってて無事口角があがりそうです( *´ `*) なんか変なのついたから送り直した🙇🏻‍♀️

ユーザー

投稿お疲れ様です 更新早くて嬉しいです.ᐟ.ᐟ 続き楽しみにしてますね🫶🏻️︎

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