桃
俺はそう言いパソコンを閉じる
静まり返った部屋を後にしてリビングに向かい
俺の可愛い小さな家族たちはもう寝ているのか確認してみるがベッドには一匹もいない
俺はそのまま寝室へと向かった
カチャ
静かにドアを開けるとベッドには一つ大きな塊と周りにはそれを囲むように猫達がいた
猫達を一匹づつ優しく床へ降ろす
最後の一匹を降ろすと俺は彼の隣へ潜り込んだ
桃
夕方の5時ごろ最近は日が早く落ちるかはもう辺りは暗くなっている時 ちょうど俺が作業がひと段落した頃に突然やってきた彼の目の下には立派な隈が出来ていた
彼が寝れていない事は一目見ただけで分かったので家の中に通す
ソファーへ座ったはいいが彼のことだから何も言いたくないのだろう
赤
桃
赤
アイツは自分が弱っていると俺のことを「さとみくん」や「さとちゃん」ではなく「さとちゃ」と呼ぶ
それに疲れたりねれなくなると必ず俺の家へ来る
多分これは彼なりの甘えなのだろう
俺は彼の言う通り放送を始める
隣で聞いているであろう彼に俺のトークを聞かせる。そうするといつも安心するのか眠くなりベッドへ行く。その後ろを猫達が付いていく
ぐっすり眠る莉犬の頰を撫でる
俺より忙しい彼は時々限界を達し眠れなくなったりする
莉犬のことだから何か思っているのか悩んでいるのか女々しく話さないがこうやって俺の家に来て眠ることが出来るのならそれでいい
起こさないように優しくゆっくりと小さな身体を腕で抱きしめて頭を撫でる
桃
桃
そう言って目尻と唇に優しくキスをおとす
莉犬の体温が心地よくて俺も眠くなり目を閉じる
桃
桃
赤
主
主
猫
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ブクマ失礼します!!!
ブクマ失礼します!
ブクマ失礼します!!