禁断の恋 。

※ 暴力表現あり

白夢 . side

ﾎﾞｺ ｯ 、ﾄﾞｶ ｯ 、ﾎﾞｶ ｯ 「 なんであんたはそんなに駄目な子なのかな ぁ " ｯ !! 」

俺が10歳の時に父さんが出ていってからというもの 母さんからほぼ毎日虐待を受けた 。 そして今も 俺は母さんから殴られている 。 「 … あんたのせいよ ｯ 、あ " んたがいなければよかったのよ " ぉ " ｯ !! 」

ﾊﾞｷ ｯ " ｯ " ｯ "

今までとは比べものにならない痛みが襲ってきた 。 腕の骨が折れたかもしれない 。 もう 、無理だ 。 耐えられない 。 この6年間ずっと耐えてきたけどもう限界だ 。 今さらだけど気づいた 。 こんな所にいたら × んでしまう 。 今すぐここを出よう 。 「 × ね ｯ 、 × ね よ " ぉ " ｯ " !! 」

俺は母さんの殴りを避ける 。 そしてそのまま一直線に走り 、 ドアノブに手をかける 。 「 白夢 ｯ " 、 何してるの " ｯ !! 早く戻ってきなさい ｯ !! " 」

ｶﾞﾁｬｯ 「 ねぇ ｯ 、 白夢 ｯ 、お願い戻ってきて ｯ 、母さんが悪かったわ ｯ 、 … ね ぇ " ｯ !! はや " く " 戻ってきなさいよ " ｯ !! 」 母さんが俺目掛けて猛スピードで走ってくる 。

ﾊﾞﾀﾝ ｯ

俺はすぐさまドアを閉じ 、 全速力で逃げた 。

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と思ったのも束の間 、茂みから誰かの足音がした 。

母さんだったらもう一環の終わりだ 。 どうしよう … と頭を悩ませていると 、ガサガサと音を立てて茂みから黒いフードを深く被った男が出てきた 。

そういいながら 男はフードを脱いだ 。

ああ 、 こんな所で俺はもう終わってしまうのか 。 毎日 × にたいって思ってたけど いざとなると怖い 。 俺の頬に生暖かいものが伝う 。 鬼の牙が俺の頬に刺さってチクリと痛んだ 。

ﾊﾞｼｭﾝ ｯ ｯ ｯ

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そういえば骨折れてたんだったわ （

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