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しにがみ
掴もうと伸ばした手は空を切り 涙を浮かべた姉は姿を消した
しにがみ
ぺいんと
数時間前、いつもどうり皆を見送って からぺいんとさんを起こしていた
しにがみ
僕はしにがみ、数年前に神々が 住む天界に生まれた神だ 本当は愛されるはずなのに自分は 死の神に生まれてしまった
ぺいんと
しにがみ
愛の神と平和の神の間に生まれたのに 美の神と兄弟なのに… 家族の3人は天使をまとめる神で 僕は落ちこぼれの神…
ぺいんと
しにがみ
僕の頭を撫でるぺいんとさんは、 神でも天使でも無いのに天界に存在する 異端者としてこの家で匿われている
しにがみ
ぺいんと
望まれない者同士だからか 僕達は兄弟のように仲良くなった
しにがみ
ぺいんと
3人が仕事に行ってる間 僕達は家事をしている 洗濯物が入った籠を持って外に出る と冷たい風が頬を撫でた
しにがみ
ぺいんと
洗濯物を干しているとクスクスと笑う 声が聞こえる、天使が嘲笑っているのだ
ぺいんと
しにがみ
そんなこと分かってる 能力も無いただの神なんだから 下級の天使に嘲笑われるなんて知ってる
しにがみ
ぺいんと
洗濯物が風に連れて行かれると 大きな翼を広げぺいんとさんが後を追う
ぺいんと
Uターンをして戻ってくるぺいんとさんは そのまま壁に突っ込んで行った
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
ぺいんと
しにがみ
洗濯物を干し終え 絡まった羽をブラシで丁寧にとくと ふわふわになっていく
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
急に眩しくなって目を開けると 部屋の電気がついていた
しにがみ
姉ちゃん
心底安心した顔で抱きしめられ 少し不思議に思っていると 隣のぺいんとさんが動く
ぺいんと
姉ちゃん
しにがみ
ぺいんと
姉ちゃん
しにがみ
姉ちゃん
しにがみ
ぺいんと
ご飯を作る姉ちゃんと話しながら 準備をしていると玄関から ベルの音が聞こえて来る
しにがみ
姉ちゃん
焦った様子で走っていった 姉ちゃんを見送ってから 準備を再開すると大きな音が聞こえてくる
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
ぺいんとさんがドアノブに触れようと すると勢いよくドアが開き 体が後ろに押された
姉ちゃん
しにがみ
ぺいんと
ぺいんとさんの視点の先には 燃え盛る炎が狭って来ていた
姉ちゃん
しにがみ
ぺいんと
一瞬にして燃え広がった 炎は辺りの森も燃やしていた
しにがみ
姉ちゃん
しにがみ
姉ちゃん
しにがみ
姉ちゃん
ぺいんと
姉ちゃん
ぺいんと
姉ちゃん
ぺいんと
姉ちゃん
涙を流しながら 僕達を力強く抱きしめる
姉ちゃん
しにがみ