みんな好きだったので 超特別編 第三者目線です
表と裏のギャップに惚れてください
性描写があります でも喘ぎなどはございません ただ言葉の暴力です(?)
それほど期待しないでいただけると 幸いです....。。。
桃青が多いです 黄くん出番全くないです 橙赤1回も出ません
重ねる季節
ある日、リーダーと相方が付き合った
そう知らされた瞬間、 嫉妬で狂いそうになった
ボクは、相方_桃くんを思っていた
最悪だ、と思った
まさか自分のヒーローに 嫉妬するなんて。
彼だけはそんな感情を抱きたくない
ボクは嫉妬と悲しみに暮れた
そこで、リーダーには勝てないから ただずっと隣にいようと思った
つらいけど、相談にも乗った
最近どうなのか。 という話だってした
ご飯食べに行くとか、映画とか、 なるだけ「相方」として近しい存在で..
けど、彼は絶対あの人の元へ行く
ただの能書きは役に立たない。 足が1歩も前に出ないじゃないか。
ありすぎて困るくらい。 彼はボクの気持ちをお構い無しに
ふにゃっと、ボクのだいすきな 青色の瞳が揺れた。
その時の、暗い色に気付かずに。
そう本音を語った夜から、 2ヶ月が経過した。
2ヶ月経った今でも、 朝まで一緒に過ごす事は度々ある
朝に近づくほど彼に翻弄されてく、 その瞬間が堪らなく愛おしい
彼は平気でボクを好きという
なんて最低なんだ、毎回そう思う。
そんな最低クズ男を好きなボクも、 少し狂ってしまっているけど。
時々見せる彼の笑顔は、 ボクだけのものだと思った。
真っ暗な瞳に鳥肌が立って 全身から電流が流れだすあの瞬間
不気味な声で笑って、 不気味な笑みでボクを抱きしめる
怖い、なんて思えなかった
今のボクは彼に愛されたい... ただそれだけだから。
きっとリーダーには見せていない素が ボクの中では1番のハマりだった
わざと耳元で言ってくる
ふわっと優しい髪の毛が、 ボクの肩にあたって痒くなる
好きって言葉、嬉しいに決まってる。
ずっと隣だと思ってたのに。 ずっと一緒だと思ってたのに
そう変なことを考えていたら すぐ朝を迎える。
彼に髪の毛を掴まれる
愛らしそうに目を細めて、 ボクの顔を見て笑った
ふわっと彼の服が揺れる
オーバーサイズだからか、 彼がいつもの倍以上かっこよく見えた
ばたんという音がボクの寝室に響いた
飽きれることはない だってこれはボクが提案したんだ
涙流すこともない
この関係を好まないといけないだけ
「すき」なんて言葉は単純だから いえば思い込みをして実現する
だから、簡単。
...簡単、
ある日、彼は裏で ボクの家を訪問した
あけた瞬間、暗い表情と 逆に白い瞳に驚いた
びっくりするほど、 何かに飢えている様子だった
玄関に彼の枯れた声が響く
彼はただボクに縋った
言葉を失ったボクは、 とりあえず好きと伝えた
あわよくばあのひとじゃなく ボクを選んで欲しいのに。
ボクなら幸せに出来る こんな風にはさせない
でも、彼はあの人を選ぶようで。
彼は、早速ボクを押し倒した
もう何も否定できない。 もう何も言えやしない。
この、ボクだけが好きな関係が、 いちばんだいすき。
彼とボクだけで支え合って、 人となれて嬉しいよ。
全てが嘘のように 彼はコラボの時優しくした
リーダーに話す時も、 他の人に話す時も。
表と裏が本当に使い分けがうまい..
以前黄は 嘘も平気でつけるから いいよな なんて言っていたけど..
黄くんより悪質で上手い...... なんてかわすのが上手いんだろうか...
でも一つだけ欠点があるのが可愛い
その欠点は、いつになっても 満たされない承認欲求
愛に飢えた孤独
嫌われることが怖くて できた性格
怒ることも泣くことも 全て承認欲求が満たされてない時
嬉し涙も悔し涙も 全て流したことなど無い。
今日も彼は、表で話すだろう。
黄くんは彼の主な相談相手らしい。
アドバイスなどは全て 彼がやっているらしい。知らんけど
彼も、気付いている気がした。
僕しか見えてない時は、 裏の時の目をする
真っ暗な、歪な瞳..
今のボクは綺麗としか思えない
彼の性格という言葉には弱い
それはきっとボクだけ。
ふとした瞬間に見せる彼の横顔は、 すっごく怖い。
ゲーム上手い組での動画は大好評で 2回目を期待する声が多数寄せられた
ちなみに罰ゲームは同率の ボクと黄くんでじゃんけんにより
ボクになってしまった。 なんてダサいのだろう...
そして、数多くの期待に応えるべく また撮ろうという話になった
今度は協力ゲーらしい。
早めに家を出てしまい、 少し散歩してから行くことにした
近くのコンビニで珈琲を買って、 そっと一息つく
そっと近くを歩く艶のある髪
青色の瞳がボクの方を向いた
リーダーの目は、恐ろしいほど 助けてと訴えていた。
まって、意味がわからない
どうして、今にも泣き出しそうな そんな表情をするの、?
ねぇ、どうして
ねぇ、紫くん
待って、正気じゃないよね、?
こんな、っこんな、
紫くんも気付かれないように 下手に偽っている。
彼から視線を向けられてない時は ボクだけを必死に見つめている
どうしよう
きっと紫くんを救ったら関係も... 彼の承認欲求が満たされない!
でも救わなかったら..紫くんが、 紫くんが1番危ない...
救ったらボクの関係も彼も危ない 救わなかったら紫くんが危ない
ボクか、紫くんか。
救われたヒーローに 何も恩返ししないのか?
でも....でも、
ひたっと冷たい手が頬にあたる
まずい。やばい。
ボクと彼が朝まで一緒にいる合図とやらは頬に手を当てること。
つまり、今夜は_。
リーダーも必死に逃れようとしていた
リーダーは反対方向に、 彼は手を振った
『 違うか? 』
なんて分かりきったことを 嬉しそうに話しているのだろうか
まぁそんな彼が、世界で1番 最低で最高な男なんだけど
ふっと彼は笑ってスマホに目をやった
ボクがすきなのを当たり前と思ってる
それを確信して彼は安心して笑った
どこまでも罪深い彼の事だから、 きっとそんな事はしないけど
どうせ紫くんにもバレてるくせに
酷いくらい笑顔を貼っつけてる
きっと紫くんは表にハマるだろう 裏が隠された目が好きなんだろう
でもボクは裏が好き。 こんなに怖くて堪らないのだから
ボクはきっと 彼に愛されない為に産まれた
今は紫くんに嫉妬などしない
彼と何度も重ねた肌は忘れない
数ヶ月後、彼が死んだ
紫くんが刺し殺したらしい
殺されても仕方ないとは思った
ボクとする回数もその数ヶ月で 急激に減ったし、紫くんを優先した
ボクは彼の全てを分かってたから、 なんら悔やむことは無い
でも、心残りがある。
彼は承認欲求を満たせきれたか、 心の傷は癒えたか、知りたい
どこまでが嘘かどこまでが本当か
分かろうとしても何を出来ない
そしてもうひとつある。
どうして、「愛」を知らないの?
ボクにとって彼は「愛」そのものだった
でも彼は「愛」をなにかに例えていた
ねぇそれって、何?
愛って、「欲望」?「誠実」?「強迫」?
茶番?
教えて
あなたがいないとボクは
あなたが居たら、ボクは
僕......は..。
ボクは..僕は演じれなかった人、?
ボクが演じた人..?
違う..演じてなどいない
でも以前、彼はこう言っていた
と、訳の分からないことを言った
ボクは彼があの関係が好きだから ずっと一緒だと思ってたのに
誘いが彼からなのも そうだと思っていたのに
彼は、演じている「ボク」が... 好きだったの、?
信用などしない
気付いたこの感情になんか
そうしたらボクが終わる
演じるボクを封じて 本物を演じる僕を_
僕は..彼が好きな演じる人になる
そうでもしないと
彼のようにはなれやしない
それが僕の好きな季節
コメント
5件
連載ブクマ失礼します!
うーん好き!!ぶくしつでぇす!! 言葉で表せれないほどのドキドキ感と次どうなってしまうのだろうと思う感じがたまらなかったです!!!
ブクマ失礼します!