俺の相棒がこんなに可愛いわけがない。

Attention

こちらは腐向け、nmmn作品になっております。

苦手な方は自衛、意味がわからない方は回れ右をお願いします💦

そしてこちらはsmsnです。

最初から最後の方までビジネス相棒…というか不仲表現あります。

それでもいいよ！という方はどうぞ✨

少しエスカレートした口喧嘩に、

緑と赤が止に入る。

少し気持ちが収まって、

と去り際に舌打ちを残していく。

部屋を出る前にちらりと見えたのは

俺を睨む可愛くない年下の相棒だった。

荷物を軽く詰めながらセンラさんに話している。

うらたさんに縋っていたが、

その言葉を聞いた瞬間に真顔で離れた。

俺は興味ない

嫌な事にセンラとは趣味や好みが合うから

センラが好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。

…そう、それもあるのだ

俺達がお互いを嫌いなのも。

めちゃめちゃうざい顔と声でセンラに喧嘩を売るように

俺はぷぷ、と笑った。

急いでスマホに指を走らせ、

カツカツという音を立てながら検索を始める。

そんくらいしか、ないじゃん。助かる方法。

ここでずっと過ごすよりうちにいたほうがまだマシだろう。

…まぁ、どうせいいって返ってくるだろうけど。

思いもよらぬ言葉に俺はほっぺたを抓りながら階段を降りた。

コトン、とテーブルに乗せられた何個かの料理。

この場赤色の末っ子がいたら思わず飛びついているであろう程の

本当に美味しそうな料理だ。

きゅうりの和え物を箸で掴み、口に運ぶ。

途中からは口に含みながら喋ってしまった。もっと食べたい。

急に冷たくなるのなんなんやこいつ。

ぶつぶつ文句を言いながらも立ち上がり、冷蔵庫を漁っている。

テーブルに置かれたのは、俺お気に入りのお酒とセンラが買ってきたお酒。

そして…お皿。

先程作ったであろう、おつまみ。

持ってきてくれたところまでは素晴らしい。完璧だ。

だが、その後が問題である。

絡みついてくるセンラさんを俺は引き離す。

そしてこいつ無駄にいい匂いなのがムカつく。

センラさんが手を伸ばす先にあるお酒を奥に離す。

するとうわああん…とゆっくり項垂れた。

ぺちぺちと俺の頬を優しく叩き始める。

ようやく理解した。

俺の事を坂田だと思っているらしい。

ここは目を覚ませるより

俺が坂田を演じたほうが早いと思い、普通に会話を始めた。

そんな事思ってるなんて、

地球がひっくり返ってもないと思ってたのに。

口から出た自分の言葉にも驚き、

自分が発したというのに顔を赤くしてしまった。

何なんだ俺、おかしい。

へらりと笑った顔が

少し可愛く見えたのは、目の錯覚だろうか。

…この時だけ、

憎たらしい年下の相棒が可愛く見えたのは内緒。

……

思いもよらぬ発言に言葉が途切れ途切れになってしまう。

…ちょっとはかわええところあるんやん？

動揺しすぎて完全に語尾がはてなになってしまう

これは緊張してる時の俺の悪い癖だ。

…緊張？こいつに？

…ありえへん、けど

この胸の高鳴りは、一体＿＿＿＿＿？