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僕は神社に来ていた。 ここは富士山本宮浅間大社、 何のご利益があるかは知らない
僕は明日、大好きな女の子に告白しようと思っている
10円玉に軽くキスをするとそれを賽銭箱に投げ入れ「ぱんぱん」っと 手を鳴らした
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僕はギュっと目を瞑り 神様に告白の成功をお願いした
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そう言って賽銭箱から ひょっこりと小さい女の子が顔を出した
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彼女が小さな人差し指を クイっと上に向けると、賽銭箱から僕の投げた10円がポイっと戻って来て僕の手の上に乗った
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そう言うとシッシッと手を振り、女の子はスタスタ本堂の中に帰って行った
女の子は小学生くらいの子で髪の色はピンク色、黒い着物姿だった
僕は何が起きたか理解できず、ポカンと彼女の後ろ姿を見ているままだった
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僕はリュックを漁り 先程よく分からずに行った不動産見学会でもらってきたヤクルトを渡した
彼女はわぁっと喜び ヤクルトの蓋に小さい前歯を突き刺してクイクイ飲み出した
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彼女はヤクルトを咥えながら 僕の後ろを指さした
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太郎
コノハ
太郎
コノハ
それは僕が明日告白しようと思っていた美咲(みさき)だった… 僕は高校で目を合わせた事も、会話した事も無いのに僕は既に嫌われていた…
コノハ
太郎
コノハ
コノハ
太郎
コノハ
太郎
太郎
僕の初恋は終わった
彼女は何故かヤクルト目当てで僕の家に住み着く事になった
しかし僕はこの後 彼女と共に千年に一度の 大きな神災に巻き込まれるのだった…