「けして、友だちをうらぎらないこと」 それは、小学生のときに決めたルール。 でも、そんなルールを作らなくても、私たち四人はけして裏切らないって信じてた。 信じてたのに…。
田中優子
山本花菜
村田直子
田中優子
山本花菜
村田直子
山本花菜
山本花菜
田中優子
田中優子
田中優子
佐々木涼子
山本花菜
佐々木涼子
田中優子
山本花菜
山本花菜
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
田中優子
佐々木涼子
佐々木涼子
佐々木涼子
村田直子
田中優子
佐々木涼子
佐々木涼子
山本花菜
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
田中優子
山本花菜
村田直子
佐々木涼子
田中優子
佐々木涼子
山本花菜
佐々木涼子
村田直子
田中優子
その場から立ち去る直子
山本花菜
佐々木涼子
山本花菜
佐々木涼子
佐々木涼子
田中優子
田中優子
佐々木涼子
チャイムが鳴る
田中優子
佐々木涼子
佐々木涼子
佐々木涼子
数日後
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
放課後~帰り道~
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
中村正太
佐々木涼子
中村正太
涼子のスマホがけたたましく鳴り響く
佐々木涼子
中村正太
逃げるように走っていく涼子 その後ろ姿を見て舌打ちする中村
中村正太
中村正太
ゆーこ
ナオ
ゆーこ
ゆーこ
ナオ
ナオ
ゆーこ
ナオ
カナ
カナ
カナ
ゆーこ
ナオ
ゆーこ
カナ
ゆーこ
カナ
ナオ
ナオ
ナオ
ナオ
ナオ
ゆーこ
ゆーこ
ゆーこ
カナ
カナ
ゆーこ
ナオ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
すぐに関係は修復出来ないってわかってた。でも、いつかまた四人で笑いあえる日が来るって思ってた……。
生徒1
生徒2
生徒3
生徒1
生徒3
生徒2
生徒1
生徒3
生徒2
生徒1
生徒3
生徒4
生徒1
生徒2
生徒3
生徒4
中村正太が死んだ、という話しはもちろん優子や直子、花菜、涼子の耳にも入った
村田直子
田中優子
村田直子
山本花菜
佐々木涼子
担任
佐々木涼子
教室を飛び出す涼子
担任
田中優子
山本花菜
村田直子
村田直子
担任
パタパタと三人の足音が遠ざかっていく
涼子は体育館の裏で一人泣いていた。 私と花菜がどう声をかけるべきか悩んでいると、直子そっと近づいて涼子の隣に座った。
村田直子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
佐々木涼子
佐々木涼子
また、涼子は声を上げて泣く
佐々木涼子
佐々木涼子
村田直子
直子はそっと涼子を抱き締める
田中優子
私は気がついたら駆け出していて、二人に思い切り抱きついた。少し遅れて花菜も泣きながら駆け寄ってきた。 みんなで泣いて、みんな慰めあった。
佐々木涼子
田中優子
村田直子
佐々木涼子
村田直子
佐々木涼子
田中優子
佐々木涼子
村田直子
田中優子
村田直子
田中優子
佐々木涼子
村田直子
村田直子
佐々木涼子
村田直子
田中優子
私たちが教室戻ると、先生はひどく怒っていて。勝手に教室を飛び出したということでこっぴどく怒られた。
でも、四人ともどこかすっきりとした顔をして、怒られても全然平気だった。
四人一緒だったからかな。また、この四人でいられることの方が私は嬉しかった。
ゆーこ
リョーコ
ナオ
リョーコ
カナ
リョーコ
カナ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
リョーコ
カナ
リョーコ
ナオ
リョーコ
ナオ
ゆーこ
カナ
ゆーこ
カナ
ナオ
カナ
ゆーこ
カナ
ナオ
ゆーこ
リョーコ
カナ
リョーコ
カナ
ナオ
カナ
ゆーこ
カナ
ナオ
ゆーこ
ゆーこ
カナ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
ナオ
リョーコ
ナオ
カナ
ゆーこ
ナオ
それから花菜も無事に帰宅し、残ったのは涼子だけだった。でも、自転車で二十分だと言っていたのに一時間経っても、二時間経っても何の連絡も来なかった。
ナオ
ゆーこ
ナオ
ゆーこ
その時、時刻は20時を過ぎていて高校生の私たちが気軽に家を出れる時間帯ではなかった。
ナオ
ナオ
ゆーこ
カナ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
カナ
ゆーこ
ゆーこ
カナ
ゆーこ
カナ
ナオ
ナオ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
ナオ
カナ
ゆーこ
ナオ
しかし、結局その日、涼子からの連絡は無かった。
翌朝。 涼子は顔面がわからなくなるほど切り刻まれた姿で発見された。 持ち物から佐々木涼子と判明したけど、持ち物が無かったらすぐには身元がわからなかっただろう。とのことだった。
訃報を聞いて、教室のあちこちからすすり泣く声が聞こえる
担任
担任
担任
先生は涙を拭う
生徒1
生徒2
生徒3
生徒1
生徒4
生徒2
担任
担任
生徒1
帰り道
三人の間に、重い沈黙が流れる。
山本花菜
田中優子
山本花菜
村田直子
田中優子
山本花菜
村田直子
山本花菜
田中優子
村田直子
田中優子
田中優子
村田直子
田中優子
山本花菜
村田直子
山本花菜
村田直子
田中優子
田中優子
村田直子
山本花菜
村田直子
村田直子
田中優子
村田直子
山本花菜
山本花菜
村田直子
田中優子
田中優子
山本花菜
村田直子
村田直子
山本花菜
田中優子
田中優子
村田直子
田中優子
塾からの帰り道
一人、空を見上げる村田直子
村田直子
村田直子
村田直子
村田直子
村田直子
背後から近づく足音に気がついて振り返る
村田直子
そこには、雨合羽を着た人物が一人
村田直子
ゆらりゆらりと
その人物は近づいてくる
村田直子
その手には一本の包丁が
星の光を浴びてキラリと光る
村田直子
逃げようとして駆け出した瞬間
背中に激痛が走った
村田直子
足が縺れ倒れる
這いつくばって逃げようとして
その足を刺された
村田直子
村田直子
村田直子
村田直子
しかし、直子の悲鳴は意味を成さず
犯人は楽しそうに笑いながら
太もも裏を刺した
村田直子
太ももから包丁が抜けた瞬間
直子は立ち上がろうとしたが
足に力が入らなかった
村田直子
村田直子
???
村田直子
恐ろしいことに
背後から聞こえた声に聞き覚えがあった
村田直子
恐る恐る振り返ると
そこには雨合羽を着た人がいて
被った半透明のフードから覗いた顔は
紛れもなく山本花菜だった
山本花菜
そう言ってナイフを腹に突き刺した
村田直子
山本花菜
山本花菜
楽しそうな笑みを浮かべる花菜
村田直子
刺した包丁をギリリと捻る
村田直子
山本花菜
山本花菜
山本花菜
花菜は笑いながら聞いてくる
村田直子
山本花菜
村田直子
刺されたお腹を両手で押さえるが 尋常ではない量の血が流れる
ひどい寒気が襲う
村田直子
口の中に広がる血の味
村田直子
山本花菜
村田直子
山本花菜
わざとらしく明るく言う花菜
村田直子
村田直子
山本花菜
山本花菜
山本花菜
村田直子
山本花菜
山本花菜
ケラケラと笑う花菜
村田直子
死に物狂いで掴んだ手に 容赦なく包丁が刺さる
村田直子
山本花菜
山本花菜
うっとりとした顔をする花菜
顔を強張らせる直子
そこにはもう友情という二文字は無かった
山本花菜
村田直子
山本花菜
山本花菜
村田直子
山本花菜
山本花菜
山本花菜
山本花菜
山本花菜
そう言って振り下ろされた包丁は
肋骨の隙間を抜けて肺に届く
村田直子
村田直子
村田直子
山本花菜
声高らかに
花菜は何度も包丁を振り下ろした
直子は口から血の泡を吹き
体を痙攣させる
山本花菜
満足したような笑みを浮かべると 花菜はその場を立ち去った
遠ざかる足音
村田直子
村田直子
肺の中が血で満たされ
村田直子
村田直子
息が出来なくなる
村田直子
村田直子
視界は徐々に暗くなっていく
村田直子
村田直子
村田直子
村田直子
村田直子
誰か教えて下さい。 どうして、こんなことになってしまったんですか?
私はただ、友達と楽しい高校生活を送りたかっただけなのに… どうして、次々と友達が死んでいったのですか?
どうして、私の友達は死ななければ、殺されなければならなかったのですか? 誰か……教えて下さい。
中村先輩、涼子、直子を殺した犯人はまだ見つかっていません。
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
田中優子
山本花菜
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
山本花菜
田中優子
田中優子
山本花菜
田中優子
田中優子
山本花菜
チャイムが鳴る
田中優子
山本花菜
田中優子
田中優子
山本花菜
山本花菜
田中優子
花菜だけは、失いたくありません。 一人ぼっちにはなりたくありません。
どうか、1日でも早く三人を殺した犯人が捕まりますように………。
END
コメント
12件
とても面白かったです!!優子の今後がかなり気になります
突然「いいね」が増えて動揺が隠せない((( ;゚Д゚)))