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美里

・・・

いつのまにか朝を迎え、一人起きた美里ちゃんは、書きかけの楽曲の散らかっていた楽譜を拾い・・・・

美里

素直になろう?

楽曲のタイトルを呟いた。

俺は、机でそのまま寝ていて起きた。

櫻井翔

あっ、ごめん、美里ちゃん。
おはよう

寝起きの俺。

美里

(笑)おはよう。

櫻井翔

気分はどう?

美里

もう、大丈夫みたい

櫻井翔

本当だ。顔色良くなってる。

美里

ねぇ、この曲は?

さっきの楽譜を見せられ、

櫻井翔

えっ?!Σ( ̄□ ̄;)まさか、見たの?

慌てて取り上げる俺・・・・

美里

隠さなくてもいいじゃない。ちゃんと曲になってるし。あの剛君のお陰だね

確かに、剛君のおかげではあるけど・・・・あの・・・ってなんだよ(笑)

櫻井翔

お、おかげさまで・・・。
じゃなくて、これは、まだ、企業秘密。まだ、見せられないんだ。

美里

そんなに慌てるってことは~・・・誰かのために作った曲なんだ。

櫻井翔

・・・そ、それはそうなんだけど・・・💦💦💦😓

わかりやすく赤くなってしまった俺。

美里

わかりやすすぎです。

櫻井翔

いや、別に深い意味はないよ?

美里

うっそだ。本当はあるんでしょ?

櫻井翔

これは・・・。この曲は、完成したら、必ず見せる・・・じゃないや、聞かせるから・・・。絶対約束する

美里

えっ?完成したら?まだ、未完なんだ

櫻井翔

そう。だから、それまでは秘密

美里

あはは。なにそれ。秘密の曲かぁ~
なんか気になる

櫻井翔

そうでしょ?

だって、この曲は、君とさつきに捧げる曲だから。

櫻井翔

誰にも言わないって、約束してくれる?

美里

・・・えっ?

櫻井翔

・・・指切り・・再び(笑)

美里

ふふっ、いいですよ?二人だけの秘密ですね

美里ちゃんは、指切りをしてくれてなにも考えず窓を開け、伸びをして、そとを見て叫んだ。

美里

わぁ~すご~い!雪景色

櫻井翔

えっ?!Σ( ̄□ ̄;)うそだろ!すぐやんでいたのに?

おれは、慌てて窓のそとをみた。

言われた通り、見事な雪景色・・・・・

こ、こんなに大雪だったのか。

な、なんでやねん←関西弁で言ってみたりして・・・・

櫻井翔

!Σ( ̄□ ̄;)(絶句)

↑思ったより多かったらしい。

美里

そうだ!雪だるま作ろうよ☺

櫻井翔

あー!ごめん。俺は仕事だ。
っていうか、いま、何時?

↑こんなに慌てるなんて・・・

美里

もう、7時半ですよ?

櫻井翔

うわぁ~目覚ましセット忘れたんだ😓やべぇ、8時半集合だった!今すぐいかなきゃ間に合わねぇ

美里

・・・・・・あの、朝ご飯どうします?作りましょうか?

櫻井翔

あー!俺はいいよ。お気遣いありがとう。美里ちゃんは、冷蔵庫にあるもの適当に食べていいからね。大したものはないけど。あ~、それから・・・・

美里

えっ?

櫻井翔

鍵・・・。もし、帰るならポストにいれておいて?ごめんね?慌ただしくて・・・

俺は、急いで着替え、ドアに手をかけた。

すると・・・・

美里

あの!行ってらっしゃい

櫻井翔

えっ?

ドキリとしながら、振り向いた。

美里

あれ?違いますか?

不覚にもドキンと、胸が高鳴ってしまったじゃないか!

櫻井翔

いや、合ってるよ。
行ってきます・・・

こうして、窓から手を振ってくれてる美里ちゃん。

ヤバい・・・・

新婚夫婦か?俺たちは!

俺もつられて小さく手を振り返した。

なぜだか自然に素直になれてしまったからだ。

櫻井翔

ってやべぇ、俺、美里ちゃんの方を好きになりそうだわ

そう呟きながら走り出した。

そして、美里ちゃんはと言うと・・・

ポロン

と、電子ピアノを弾き始めた。

さすが、ピアニストを目指していただけある。

何かの曲を、奏でていた。

そんな彼女の前に・・・・

愛香

翔くん!

ノックもせずにドアを開けて入ってきたのは・・・・

美里

えっ?

愛香

あ、あなたは確か・・・・

美里

どうも

愛香

・・・・(・本当に付き合っていたんだ。
家にまで呼んでるなんて・・・)

まさか愛香がこのタイミングで俺んちにくるなんて、誰も思っていないだろう。

いや、俺が1番思ってないから!!

松本潤

・・・おはよう、翔ちゃん😏😁

にやにやしながら近づくメンバー

櫻井翔

あっ!松潤!はぁはぁ・・・おはよう!

何故か息切れしている俺。

全力疾走したからだ。

櫻井翔

ま、間に合ったのか?

松本潤

俺さぁ~、見ちゃったんだよねぇ

何故か顔を近づけつつ、にやつく松本潤。

櫻井翔

(ちかっ!)えっ?みたって何を?

松本潤

翔ちゃんの部屋から美里さんが、手を振る姿。それで、二人が振り合ってるのも、見ちゃった😁新婚夫婦みたいだった

櫻井翔

えっ?

えっ?えっ?!Σ( ̄□ ̄;)うそだぁー!うそだろ!だ、誰もいなかったはず!

松本潤

いつのまにかあの子とも仲良くなっちゃって。君はいったいどっちが好きなんだ?

と、鼻をつままれる。

櫻井翔

はにゃはやめぇてくだしゃい

(鼻をつままれてます(笑))

松本潤

すみにおけないねぇ😏複数の女から好かれるなんて

櫻井翔

そのにやつきがこわいんですけど~。いや、別に複数ではないかと

少なくともあいつは入らないから。

松本潤

素直にさぁ、あの女ことさつきさん?とくっついてくれるかと思ったんだけど~

なぜか、肩を組んできて・・

松本潤

これは、展開が変わってきたってこと?二人の関係が変わりつつあるって、こと?

櫻井翔

そ、そういうことだ。悪いけど・・・俺は本気で美里ちゃんと付き合おうと思ってる。(ついさっき、決めた)
一夜を共にしたし?(美里ちゃんは、ほぼねていたけど・・・・間違いではない)

相葉雅紀

えっ?本気なの?翔ちゃん!一夜を共にしたってマジなの?

話に入ってきたのは雅紀。

いや、ややこしくしないでよ!

櫻井翔

あぁ、だって。美里ちゃん、あのこはそんな悪い子じゃないって・・。今日、それに気がついたしね

大野智

・・翔ちゃん!大丈夫?また、熱だしてない?

リーダーがなぜだか俺のおでこに手を当てたけれど・・・

大野智

あ~・・・失礼。ちゃんと平熱だったわ(笑)

櫻井翔

当たり前です。いまのは嘘じゃない。俺、美里ちゃんのこと本気になりそうなんだ。これが、正直な気持ちだよ?

二宮和也

・・そっか。一晩過ごすうちに・・・・って、そういうことですかー

櫻井翔

だからもう、心配しなくていいよ?

と、報告する俺に、

嵐4

・・・う~ん。そういう心配じゃないんだよなぁ~

と、みんなは心配そうに見守っていてくれていた。

そしてその頃、美里ちゃんは愛香を招き入れ、コーヒーを淹れていた。

愛香

驚いたわ。ピアノの音がしたから、翔くんがまだ、部屋にいると思って・・・・

美里

聞こえちゃいましたか?

愛香

当たり前よ

美里

翔くんなら、たった今出ていきましたよ?あなたと入れ替わりに・・・。8時半集合とかでものすごく慌てて・・・あなたと鉢合わせなかったのが不思議なくらい・・・・

愛香

あなたこそ、なぜここにいるの?やっぱり、付き合ってる?

美里

・・・昨日、帰りそびれて・・・雪降ってたし、寒かったので今度はわたしが熱だしちゃって・・・。電車もタクシーも動いてなかったから・・・近くだからと、泊まらせてもらったんです。あ~、ご心配なく。なにもありませんでしたので

愛香

・・・なにも聞いてないけど?大変だったわね。大雪で

美里

あの、なんでここに・・・・

愛香

実はね、翔くんに報告があって

美里

えっ?なにを?

愛香

貴矢がね、プロポーズしてくれたの

愛香はものすごく嬉しそうな顔をした。

美里

あの・・・貴矢って・・・・

愛香

わたしの恋人

美里

・・・・・

愛香

なぁんてね。翔くんは、わたしのことなんかきっと忘れてるよね・・・。あなたをここに招き入れたんだから

美里

さぁ、それはどうなんでしょうか。わたしに、初めて話してくれましたよ?あなたと、貴矢さんとのことを。

そう話す、美里ちゃんを見て愛香は・・・

愛香

なんかあなた、この間と雰囲気違うわね

美里

えっ?そうですか?一緒ですよ?

愛香

・・・・そう感じないの。この前より優しさを感じるわ。そっちが本当のあなただったりして?

美里

それ、翔くんにも言われました。
こんなわたし、変ですよね・・・。だめですよね。

愛香

なにその発言。ダメって言ってないし・・・。翔くんに好かれたいってことなの?

美里

そ、そういう訳じゃ・・・

愛香

なぁんだ。(さつきさんに比べたら)可愛いところあるのね。元カノのわたしが来ても怒らないなんて・・・

美里

別にそういう訳じゃ・・・

愛香

それに、自分から傷ついて、翔くんから離れようとしてるとか?

美里

・・・・・

愛香

あっ、いまのはわたしの勘だから、気にしないで?

美里

・・・・

愛香

それじゃあ、翔くんにさっきのことをよろしく言っといてくれる?

美里

えっ?わたしがですか?

愛香

あなたしかいないじゃない。だって、付き合っているんだよね?

美里

・・・・・

愛香

少なくともあなたのその顔は、本気みたいだから安心した。これで任せられるわね。コーヒーごちそうさま。

美里

・・・・・・

そして、静かに部屋を出ていった愛香。

そんな彼女の後ろ姿を、静かに見送る美里ちゃんだった。

その頃俺はと言うと・・・

相葉雅紀

そうそう、翔ちゃん、道が滑りやすくなってるから気を付けてね

櫻井翔

えっ?なにその心配。大丈夫。そんな心配・・・・

といってるそばから・・・

ツル(はい、滑りました)

ゴチ(はい、こけました。痛そうな音)

大野智

さっき走ってきたのによくこけなかったね。言ってるそばからこけるなんて・・・・

二宮和也

・・・・・え~?

松本潤

大丈夫?

櫻井翔

痛いでふ😭大丈夫じゃないかもです

相葉雅紀

なんか、痛そう・・・😭

一緒に涙目になる雅紀。

櫻井翔

あ~あ、ついてないなぁ~

空を見上げて、なぜだか呟く俺。

大きなひとり言。

さつき

・・・あ~あ、ついてない

そこに、ほぼ同じ言葉を呟く人・・・

え~?なに?

聞いたことある・・・

え~?誰?

そこにいたのは・・・・

櫻井翔

えっ?さつき?

さつき

えっ?な、なんで?

お、俺が聞きたい。

そう、鉢合わせてしまった。

櫻井翔

な、なに?バス、待ってるの?

さつき

そうなの。でも、電車遅れてるみたいだね・・・・・

櫻井翔

・・・俺なんか、これだから・・・いま、待機中。

さっき、滑って転んで痛めた手首を見せた。

包帯が痛々しいだろ?

さつき

どうしたの?それ

櫻井翔

さっき、雪で滑って転んでしまってね。

大丈夫?

とかそういう言葉を期待していたんだけど・・・・

さつき

へぇー・・・アイドルでもそんなへまやるんだ。スキーできるのに・・・案外ドジなんだね

この女に優しい言葉を、期待した俺がバカだったよ😓

櫻井翔

一応、俺も人間ですから・・・・(怒らず怒らず)

さつき

クリスマスコンサートやるんでしょ?大丈夫なの~?

これが、彼女なりの慰めなのか?

優しさを感じない。

櫻井翔

・・・大丈夫。これは、医者の大袈裟だから。それに、クリスマスコンサートは、子供たちが楽しみにしてるから。治すに決まってんじゃん。(俺自身も楽しみにしてるし)

さつき

美里と、デートできるしね

櫻井翔

うん、そうそう・・・って、オイ

さつき

よかったじゃない。うまくいきそうで。

櫻井翔

あのさぁ、この前から聞こうと思っていたことあるんだけど、いいかな?

さつき

なによ。忙しくなかったら行くわよ

櫻井翔

いや、クリスマスコンサートのことじゃなくて・・・。あの日、あのあと・・・愛香と何を話したのかなって。ほら、説明もせずに二人きりにさせちゃったから・・・
だけど、愛香からも、あんたからもなにも音沙汰なしで・・・・気になっていたんだ。

さつき

・・・えっ?その話?いま、ここで?

俺は、メンバーといるこてあを、す~っかり忘れていて・・・←オイ

松本潤

あれ?翔ちゃん・・・さつきさんといる・・・

二宮和也

やっぱり、未練あるんじゃないの?

相葉雅紀

っていうか、俺らがいること忘れているだけじゃん

←その通り。

大野智

観察しとこうか

のんびりそんなこと言う人が約1名・・

嵐3

・・ダメでしょ

大野智

えー?そう?

嵐3

・・・やっぱり、しとこうか

大野智

(笑)

と、後ろで、観察していることも気づかず・・・

ちなみに、バラけているし(笑)

さつき

・・・そうね、手短に話すと・・・彼女は、こう言ってたわ。

さつきは、話始めた。

俺は、話振ったのに、ドキドキしてきた。

さつき

わたしがあんたのことをすきになるって言ってたわ

櫻井翔

えっ?愛香がそんなことを?

さつき

そんなのあり得ないのにね

櫻井翔

そ、そうだよ!たしかにあり得ない。

ずきずき・・

なのに、胸がいたい・・・

な、なにこの痛みは・・・

手首の痛みじゃねぇ・・・・

さつき

でも、人の気持ちはそう簡単に忘れられないんだよね

ブロロロ~

バスが到着する音がした。

さつき

愛香さん、言ってたから・・・
あなたを嫌いになって別れた訳じゃないって

櫻井翔

あの~?えーっと・・・
おっしゃっていることがよくわからないんですけど?

いったい何が言いたいんだ・・・・

さつき

翔くんってもしかしてさ・・・

櫻井翔

えっ?いま、初めて名前で言われた・・・

しかも、君づけ・・・・。

な、なに?

この不意打ち、

さつき

もしかして、わたしのことを好きなの?

櫻井翔

えっ?!Σ( ̄□ ̄;)

衝撃的な一言だ。

(;-ω-)ノ(;-ω-)ノ待て待て待て

バスのドアが開いた。

櫻井翔

あ、いや、俺は・・・

答えに困っていると・・・

さつき

じゃあまた、クリスマスコンサートで・・・

そう言って、ふわりと笑うと・・・

バスに乗り込み、行ってしまった。

俺はなぜか硬直したまま・・・・

櫻井翔

な、なんで・・・・
なんでいま・・・

せっかく美里ちゃんへの思いに答えようとしていたのに・・・・

松本潤

うわぁ~

二宮和也

見ちゃった・・・聞いちゃった・・・

いろんな方向にいたメンバーの観察していた感想・・

俺は、それにも気づかずにいる。

痛いよ・・・

なんだか痛い・・・・

大野智

翔ちゃん!なにやってるの?

リーダーに声かけられ・・・

他のメンバーもなにかを言ってるのも聞こえず・・・・

俺の胸を、一本の矢が射したみたいだ。

とどめの一発ってやつ。

あそこでなんで笑うんだよ!

反則だ!

これじゃあ俺が、美里ちゃんに決めた意味がないじゃないか!!

俺は、混乱していた。

相葉雅紀

大丈夫かな?翔ちゃん・・・・元気ない・・・

嵐4

・・お~い!翔ちゃん

櫻井翔

あ~!ごめん、ごめんいま行くから

松本潤

いや、どっち見ていってるんだよ。反応遅いって。

大野智

みんなバラバラな場所にいるのに全然違うところに返事してる・・・・

二宮和也

なにやってんだよ、あの人・・・

相葉雅紀

・・・翔ちゃん・・・・

これが、迷宮入りする気持ちってやつなのか?

これが、恋する気持ちってやつなのか?

忘れていた恋する気持ちってやつなのか?

俺はただ、考え込んでいた・・・・。

嵐 ラブストーリー1

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