TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

放課後

怪異研究部部室

今日は特に調査も何も無い!

彰人

あー、そういう時って、何するんですか?

うむ…普段は怪談話したり色々やるんだが…

今日は、折角だし質問コーナーでもしようと思う。

彰人

…質問コーナー?

わざわざ体験入部してくれてるって事は、入部も考えてるんだろう?

何か聞きたいこととかあったら、今のうちに聞いて欲しいな。

彰人

あー…

何でも聞いてくれ!あ、俺たちの事でもいいぞ!

彰人

えっと…じゃ、質問いいっすか?

ああ!もちろん!

彰人

幽霊とか怪異とかって、本当にあるんですか?

ああ!もちろん、あるぞ!

うん、あるね。

彰人

えぇ……

彰人

でも、正直に言わせてもらうとやっぱり信じられないです。

まぁ、そうだろうな。

俺も、こうして調査するまではいないと思っていた。

だが、昨日の怪異も見ただろう?

彰人

あー…やっぱあれ、夢じゃないんすね。

ふふっ、夢だと思ったのかい?

まぁ、受け入れるのには時間がかかるだろう。

彰人

あぁ、あと…

彰人

昨日の怪異は百歩譲って本物として、部長が見せてくれたレポートの人魚はちょっと信じられないっす。

彰人

うどん食べるだとか、プールにいるだとか…

…なら、実際に会ってみるか?

彰人

え?

また今日の夜9時に、裏門集合出来そうなら会いに行こう。

彰人

え、ええ??

彰人

いや、まぁ行けますけど…

ふふっ、カップうどん持って行かなきゃ。

彰人

(いやいや、本当なわけないだろ…)

午後9時

プールサイド

彰人

(着いてきてみたけど…)

おーい!‪雫!いるか?

カップうどん持ってきたよ〜

彰人

(いや、そんなんで来るわけ…)

ザパァーンッ

は〜い!

彰人

?!?!

彰人

は、はぁっ?!?!に、人魚?!?!

司くんに類くん、また来てくれたのね!

あらっ、貴方は…

俺たちの後輩だ!

東雲くん、ほら自己紹介。

彰人

は、はぁ…???

彰人

えっと、東雲彰人です…?

彰人くんね!私は雫、よろしくね。

彰人

???

雫、カップうどん持ってきたぞ。

わぁ〜✨️✨️ありがとうっ!

彰人

(に、人魚…??)

彰人

(思考が追いつかねぇ…というより、脳が理解を拒んでる…)

モグモグ

彰人

(マジでうどん食ってるし…)

どうだ?ほら、本当にいただろう?

彰人

え、いや、これ現実っすか…??

頬っぺ引っ張ってあげようか?

彰人

お願いします

えいっ

彰人

痛"ッて"っ!!

うおお、大丈夫か??

彰人

夢じゃねぇ……

ね。本当にあったろう?

彰人

……

本当にあった。

ここで1つ疑問に思う。

俺たちは、本当に世界の1部分しか見えてないんじゃないか。

『有り得ない』と決めつけて、それの理解を拒んでるだけなんじゃないか。

彰人

(もし、そうなら…)

俺はその、全部を見てみたい。

彰人?

彰人

…部長。

彰人

入部します。

…え?

彰人

怪異研究部、入部します。

何?!?!本当か?!?!

わぁ〜!!本当?

ふふっ、よく分からないけど良かったわね♪

あ、彰人!!本当に入部してくれるんだな?!

彰人

はい。

うぉおおお!!これで2人!!目標達成だ!!

わ〜い!お祝いしなきゃ。

彰人

お祝いって、そんな大袈裟な。

よし!明日は祝杯をあげるぞ!!

怪異研究部、正式に始動だ!!

翌日

彰人

ふわぁ〜…

友人

彰人!おはよ!

彰人

んぉ、おはよ。

友人

眠そうだな?

彰人

あー、昨日ちょっと夜の学校に。

友人

ああ、怪異部の調査?

彰人

まぁそんな感じ。

友人

もしキツかったらちゃんと断れよ!体験なんだから!

彰人

ああ、入部したわ。

友人

……ん??

彰人

昨日怪異部に入部した。

友人

は、はぁっ?!!?!

友人

え、何で?!脅された?!

彰人

いいや、俺の意思。

友人

えっ、彰人オカルト興味あったのか…?

彰人

んー…無かったけど、気が変わった。

友人

…まぁ、彰人の意思なら全然いいんだけどさ。

友人

怪異部って、そんなに面白かったのか?

彰人

ああ、まぁな。

友人

ふーん…俺も体験行ってみよっかな〜

彰人

夜中に連れ回されんぞ。

友人

え、俺暗いの無理((

彰人

ははっw

放課後

三階空き教室前 廊下

彰人

(先輩も変な人だけど、優しそうだったし、)

彰人

(この部は上手くやってけそうだな。)

コンコン

彰人

失礼しまーす

パァンッ🎉

何かが弾ける音がした

彰人

?!

彰人!待っていたぞ!!

彰人

え、いや、何で急にクラッカー…?

司くんがお祝いするらしくてね、パーティーグッズ持ってきたんだよ。

彰人、この三角帽子被れ

彰人

なんで?!

ふふっ、今日は怪異研究部の存続が正式に認められた日だから、司くん舞い上がってるんだよ。

大人しく被ってあげて。

類も被るんだぞ!

え、僕も被るの??

彰人

大人しく被ってあげてくださいw

もちろん俺も被るぞ!!

よし!2人ともこのクラッカーを持て!お祝いするぞ!

彰人

へいへい

ふふっ、は〜い。

では改めて…怪異研究部、存続おめでとう!!

パァンッ🎉

彰人

うわっ、紙吹雪やば

ふふっ、これは掃除が大変そうだね。

ちゃんとほうきとちりとり持ってきたぞ!

掃除の後はケーキもあるからな。

彰人

えっ、ケーキまで??

え、ちょっと聞いてないよ?

言ってくれたら一緒に買いに行ったのに。

ああ、いや。卒業した先輩がお祝いにって持ってきてくれたんだ。

彰人

へー、わざわざ優しいっすね。

今更だが、2人ともケーキ食べられるか?

僕は食べれるよ。

彰人

俺も大丈夫です。

それは良かった!

彰人

学校でケーキなんていいんですか?

うむ、問題ない。

食に関してはこの学校自由だからね〜

彰人

へー

彰人

(おっ、チーズケーキある)

彰人

(誰だか知らねぇけど先輩に感謝)

いやぁ、本当に入って来てくれて助かったぞ!

期限まであと1週間だったもんね。

彰人

あれ、そうなんすか?

ああ!正直、彰人が入ってきてくれなかったらどうなっていたか…

ふふっ、良かったねぇ。

彰人

(最初こそは罰ゲームだったけど、今は違う。)

あ、そうだ。食べ終わったら反省文を書かねば。

ああ、昨日の侵入の件か。

彰人

え、それ俺もっすか?

うむ、入部したからな!

ふふっ、これからは君も共犯者だね。

彰人

マジか

大丈夫!すぐに慣れるぞ!

彰人

いや、反省してくださいよw

ふふっ、それ言っちゃう?

む、類クリーム付いてるぞ。

え?どこどこ?

彰人

あー、そっちの右頬っす

んー、ここ?

こっちだ。

わぁ、ありがとう。

彰人

あれ、司センパイも付いてますよ。

何っ?!

彰人

冗談です

なっ?!

東雲くんは悪戯っ子だねぇ。

むぅ…まぁ、無駄に距離取られるよりは嬉しいが、

というか、今「司先輩」って言ったか?!

彰人

え?あー、言いましたけど、

おおぉおお!!先輩か!初めて呼ばれたぞ!

ハッハッハ!!これからも「先輩」と呼ぶがいい!!

彰人

うわ、なんか呼びたくなくなってきた

何でだ!!

僕も呼ばれたいな〜

彰人

えー、じゃあ神代センパイ?

えぇ、司くんは「司先輩」なのに、僕は「類先輩」じゃないの?

彰人

えー…類センパイ?

うん!それがいいな〜

彰人

はぁ…そうすか。

じゃ、僕も彰人くんって呼ぶね。

彰人

お好きにどーぞ。

怪異研究部 部室前

「〜〜〜〜!!」

「〜〜?!」

先生

先生

(なんか入りづらいな…)

先生

(先生もパーティー入れてもらおうと思ったんだが…)←お菓子持ってきた

先生

(仕方ない。部室の前にお菓子だけ置いていこう、)

続く

loading

この作品はいかがでしたか?

555

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚