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“誰推し！？”
授業で疲れてしまい、ぼーっとしていると、さほど仲良くはない友達に急に聞かれた。
多分､隣でザワザワ話してたから、その話題だろう。
「ぇ、え？」
“Flower pt！！”
「あー……ふらわーぴーてぃー…ね、」
“誰推し！？”
「んー…耳にお花が生えてる人？」
“あぁー…！”
［ジミン君かぁー…］
目を合わせながらニヤニヤ笑う友達。
「私もニュースぐらいでしか見たことないから… ごめんね(笑)」
“いやいや！ヲタクは推しの存在を知ってくれるだけで嬉しいから！ね！”
［うんうん！！］
“それでね〜？”
楽しそうにまた話を始める友達。
私はあまり、物を盗む人を好きになるのが理解できない。
ニュースでも、週に一回は必ず見る。
いつも捕まえようとするけど、絶対に捕まえられない。
ただ私は、あの怪盗の中で一番マシだと思う人を言っただけ。
まぁそう言ってるけど、自分でもわかる。
もし、あの人にあったら、必ず恋してしまうだろう。
だから、テレビで見るぐらいが丁度いいんだ。
‘ねーね！！今日、家の近くにふらぴてぃが来るらしいの！！’
会話にまた新しい友達が来た。
なんだそれ、ふらぴてぃって。
［ガチで！？］
“え！え！行きたい行きたい！！”
‘一緒に行こ！！！’
［○○も来る？］
「ん？あぁ、私はいいや。」
‘…そっか！おっけー’
“もし着たくなったら、メールして！”
「うん！わかった」
行きたいなんて一回も思わないと思うけど…(笑)
「んー！美味しいぃー✨」
〈あら、ほんと？良かったわぁー✨〉
【うんうん！美味しいよ！】
👼「……うまい」
登場人物出すぎてわからないですよね！
ご紹介します！
母です！〈よろしくお願いします！〉
父です！【よろしくお願いしますー！】
ぁ、兄…です… 👼「…」
👼は、セブチのジョンハン君です…
私の親は、ラブラブすぎて困るんです……
〈はい！あーん♡〉
【あーん♡んー！！おいひぃー！】
〈んふふ♡〉
👼 ○ 「…はぁ…、」
📺💁♂️ 「速報です。Flower ptが今夜、◇◇市▽▽町に現れるそうです。」
📺💁♂️「中継が繋がっています。□□さん？」
〈あら、▽▽町って…近いじゃない。〉
【へー…】
📺👨「はい！只今！Flower ptが現れました！」
中継してる人の後ろで、黄色い歓声が飛び交う。
👼「…お前はあーゆーの、好きじゃないの？」
「っえ！？」
私の事を気にしない兄が、珍しい質問だ。
「ぃ､いや……あんま…かな」
👼「…お前さ、まじでいつ彼氏できんだよ。」
私に体を向けて向き合う形になる。
「…だって…」
〈ほら！かっこいいー！〉
【…ちょっとぉ…僕は……？】
〈！ぃ､いや？あなたが一番に決まってるじゃない！〉
【んふふ♡】
〈○○も見ない！？〉
「見なーい」
いつの間にかテレビの前で正座してるお母さんの横で､わかりやすくヘコむお父さん。
👼「あんな奴らが好きなんか…」
「…？どうかしたの？」
👼「？いや、俺の彼女があいつらが好きって言ってたから。」
そう。私の兄には彼女がいる。けど､最近彼女の方が冷めてるんだってさ。
「ふーん、」
まぁ、私には関係ない。
〈家も近いし、行ってみない！？✨〉
【えぇー！】
👼「……興味はある」
〈ほら！行こ！！〉
お父さんと手を繋いでルンルンに家を出るお母さん。
その後ろにヒヨコみたいに、チョコチョコ歩いていく兄。
一人残された私。
なんだこの状況。花火大会の感覚であの人達を見に行ってるのだろうか。
…まぁいいや、お腹空いてるし、食べよ。
． ． ．
ｶﾞﾀﾝｯ！
録画したドラマを一人で見ていたら、2階から物音が聞こえた。
…まぁ、何か物が落ちたんだろう。
そう思い、ドラマに集中しようとした時、話し声が聞こえた。
「ここならバレない？」
「気づかれないうちに早く逃げるぞ」
「今回はギリギリセーフだったねー」
「……だれ、？」
しかも、声が聞こえてくるのは私の部屋。
心配。さっきの怪盗を見たからか､物を盗まれてしまうんじゃないかとか､色んな心配が出てきた。
「1階って誰もいないよね？」
「いないはずだよ？」
「どんな家か見てみないっ？」
「はぁ……いたらどーすんだよ」
「いや、いたとしたらこの時点でバレてるから(笑)」
「確かに(笑)(笑)」
「じゃあもういいよ！行っちゃお！」
「居たら居たで………ね？」
「おん。じゃ、いこ」
え、え、ちょっと待って来るの？
ソワソワと焦りだす。
近くにあったクローゼットの中へ飛び込む。
ｶﾞﾁｬ!
！！来た！
🐥「……いない！」
🐹「へー、綺麗な家だね！」
クローゼットの隙間から見る。
「！！」
驚いた。だって…
体から花が生えている、さっきまでテレビで見ていた人だったから。
皆様こんちわえむです❗
いかがだったでしょうか！
記念すべき第一話…
素敵な作品になればいいなと思っております！
そのためには！
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それでは、素敵な一日をお過ごし下さい。
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えむりん、ちぇご
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