/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
海斗
よし、ここまで来れば大丈夫
零
......
オレはいじめられている女の子を連れて教室から離れた場所に逃げてきた
海斗
大丈夫？寒くない？これ、寒かったら羽織って
オレは女の子に制服のブレザーを手渡す
零
....ありがとう
女の子はブレザーを受け取ると羽織ってくれた まだ震えているところを見ると、よほど寒いのだろう
海斗
あいつらひどいな…初対面？
零
（コクン）
海斗
え、初対面であれ！？やばくないか？
零
....慣れてるから
海斗
...辛く...ないの？
零
あまり辛くない。前からそうだもの
海斗
前からでも…辛いだろ？オレなら辛いな
零
そう？よく...分からない
冷たい表情の女の子 オレはどう声をかけたらいいんだろう
海斗
じゃあさ
零
何？
海斗
今度からアイツらにいじめられたら、オレに言えよ
零
どうして？
零
困らないの？
海斗
困るわけないよ
海斗
オレが君を守るからさ、遠慮なく言えよ
零
..........
長い沈黙
海斗
あ、あのー
海斗
どうしたの？
零
ふふっ…
海斗
！！
笑った！
零
面白い人...わかった。これから言わせてもらう
海斗
お、おう...
笑った顔、可愛かった...
零
あなたの名前は？
海斗
あ、オレ中谷海斗
海斗
君は？
零
零。宮里零
海斗
零か....
海斗
よろしくな！
零
よろしく
新しい友達 なんか思わぬ形で出来ちゃったし... これからどうなるんだろ...
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
