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永遠の花嫁～死んでも君が良い①

第1話 - 永遠の花嫁～死んでも君が良い①

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2018年12月31日

#長編

#切ない恋

#泣ける

#衝撃の結末

恋音♡.•*¨*•.¸¸🎶

人は好きになるのは簡単なのに、

嫌いになるのは難しい。

愛する人の為なら、あなたはいつまでも待てますか？

涼介

おーい、冬馬

冬馬

あ、はい

涼介

今夜さぁ合コン行かね？

冬馬

え、僕がですか？

涼介

お前以外に誰がいるんだよ！ｗｗｗ

冬馬

いや、でも僕…

涼介

何か用事でもあんの？

冬馬

特には無いですけど…

涼介

よし、決まりな！

冬馬

いや、僕今日はちょっと…

ｽﾀｽﾀ……

冬馬

行っちゃった……

冬馬

（俺、お腹痛いのに…）

涼介先輩は、何度も合コンに行っていて、場所やメンバーは選ぶセンスがあるテクニシャンな人だ

今はとにかく、トイレに行く方が先だった

しかし、夕方になる頃にはすっかり合コンメンバーにされていた

涼介

おーい！行くぞー

冬馬

はい……

涼介

よし！着いたぞー！

冬馬

わー、凄い…

涼介

だろ？

涼介

ま！俺様の天才的な頭脳のおかげってヤツ？ｗｗ

冬馬

先輩。それ、多分違いますね

涼介

うるせえ！

冬馬

ｗｗｗ

冬馬

行きますよ

涼介

あ！待てって！

涼介

俺が先だぞ！

涼介

まだ、女の子達来てないみたいだな

涼介

座って待っとくか。

冬馬

あ、僕ちょっとトイレに行ってきます

涼介

おう！

冬馬

（まだ治らないな…）

冬馬

（あ！ヤベもう来てる）

冬馬

（……ん？）

冬馬

（俺の事話してる？）

みんな

あはははは!!

涼介

しかもさ、服のセンスの無さ！

涼介

アイツさ、ちょっと顔は良いんだけど、服のセンスが！ｗｗｗ

みんな

ｗｗｗｗｗｗ

冬馬

ちょっ、ちょっと先輩！

冬馬

何話してるんですか?!

涼介

おう！冬馬！遅いぞ～

冬馬

すみません

涼介

さ、まずは自己紹介だな！

みんな、次々と名前と好きな物などを言っていく

男メンバーは、俺と、涼介先輩と、同僚の浅間と翔也

冬馬

（みんな、綺麗な女の子達だな……）

涼介

次、冬馬な

冬馬

あ、えーと

冬馬

中田冬馬です。海辺を散歩するのが趣味です。

みんな

へぇー、ロマンティック～

みんな

ｗｗｗ

涼介

けどコイツ、趣味散歩だよ？ｗｗ

冬馬

やめてくださいよぉ～

みんな

ｗｗｗ

涼介

ま！とりあえず、飯でも食うか！

みんな

ん～!!美味しい😋

涼介

みんな、じゃんじゃん食えよ！

涼介

今日は冬馬の奢りだ！

冬馬

え！俺?!

みんな

ありがとう！

冬馬

（俺、お腹痛いのに食べないで払うのか…）

冬馬

（う、お腹が……！）

冬馬

ん？

冬馬

（何か、俺見られてる？）

冬馬

（何で？俺何かした？）

冬馬

（めっちゃ見られてる…）

みんな

あ～、美味しかったぁ

みんな

ご馳走様～

冬馬

（はぁ～、もう帰ろ…）

冬馬

((先輩、俺もう帰ります。

涼介

え～!!お前もう帰んの？つまんねぇヤツだな～!!

冬馬

((ちょ、ちょっと先輩!!

涼介

ほら、行くぞ！

涼介

二次会だ！

みんな

いぇぇい!!!!

冬馬

はぁー……

シーンと静まり返った路地裏には涼介先輩達の笑い声が響きわたる

冬馬

（よし、この間を抜ければ今のうちに帰れる！）

冬馬

絢

ねぇ、

絢

ちょっと！

冬馬

！

冬馬

（あ、この人さっきから俺の事睨んでた人だ）

冬馬

（えーと確か、絢……そう！神崎絢さんだ！仕事は…思い出せない。）

冬馬

あ、何ですか？

絢

その、…さっきから何なんですか？

冬馬

…え？

絢

だから、ずっと楽しそうにしてなかったじゃないですか！

冬馬

え、いや、あのそれは、…

絢

もっと楽しそうにしておかないと！

絢

だいたい、楽しくなくても、楽しそうにするのが大人でしょ!?

絢

何で、初対面の人にこんな事言わなきゃなんないの？

冬馬

す、すみません…💦

冬馬

あの、実は、今日ずっと

冬馬

お腹が痛くて、、、

絢

え？

絢

嘘……///

冬馬

ゴ、ゴメンなさい､､

絢

あ、いや、こちらこそ!

絢

ついカッとなってしまって

絢は急に自分の誤ちに恥ずかしくなったのか、

絢

本っ当にゴメンなさい！///

冬馬

あ、もう大丈夫ですよ

冬馬

では、失礼します。

冬馬

よし、何とか終電に間に合った

冬の夜のホームは、とても寒い

冬馬のはく息が白い

冬馬

絢

ちょっと待って

冬馬

え？

冬馬

（何でここに……？）

絢

あの、コレ…

そう言って絢は、自分のポケットからカイロを取り出して、冬馬に渡した

絢

それでお腹あっためて。

絢

お大事に

冬馬

あ、ありがとうございます

絢はまだ何か言いたそうだったけれど冬馬は急いで電車に乗り込んだ

電車が静かに動き出す。

絢が冬馬に向かって一生懸命手を振っている

冬馬は恥ずかったけれど、小さく手を振り返した

カイロがじんわりお腹を温めてくれる

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