オクラ
オクラ
オクラ
ザワザワ…
翔太
友達
友達
翔太
友達
突然だが、俺には困っていることがある。
説明すると長いので、簡単にまとめよう。
海斗
翔太
最近、こいつ(海斗)の愛が重すぎることだ。
どんな風に重いのかというと
〜授業中〜
翔太
翔太
翔太
翔太
翔太
海斗
海斗
翔太
これだけならまだいいのだが
〜昼休み〜
(いつ海斗が暴走するかわからないから校舎裏で食べる)
海斗
翔太
海斗
翔太
海斗
翔太
海斗
翔太
海斗
翔太
海斗
海斗
海斗
海斗
海斗
海斗
海斗
翔太
翔太
海斗
翔太
と、まあこんな感じである。
体育のときは俺のジャージの匂いを嗅いだり
放課後、誰もいないときに俺の机にヤバイ顔して寝そべってたり
空きあらば愛を求めてくるし、愛を伝えてくる。
私生活に支障は出ていないため、まだいいけど
今後俺に彼女ができたら、彼女殺して自分も死ぬとか言い出すやつだから
常に気をつけている。
海斗がこんなやつだと発覚したのは
小学生のときだった。
〜小学生時代〜
翔太
海斗
発覚する前は、ただの親友だった。
頭が良くて、スポーツは苦手な真面目なやつだった。
ある日、俺がトイレを借りているとき
“それ”は見つかった。
翔太
二階に上がろうとしたとき、
普段は閉まってる扉が、少し開いていることに気づいた。
翔太
好奇心旺盛な少年時代だったこともあり、
そっと覗いてみた。
翔太
今思い出すだけでも、恐怖で震えてくるほどだ。
なるべく、詳細は話したくないのだが…
ありとあらゆる俺の写真が、部屋中に貼り付けられていた。
そして、一番まずいのは、海斗に見つかってしまったということだ。
海斗
翔太
それからというもの、海斗は開き直り、俺にベタベタとくっついてきた。
まじで何でなのかわからん。
普通距離を置くだろ。
翔太
中身はやばいけど、根はいいやつだって信じているから
まだ付き合ってあげている。
翔太
海斗
先程、困ることはないみたいなこと言ったと思うけど
それは俺がまだ耐えられているというだけのこと。
過去一番やばかったのは、ベッドに押し倒されたことだ。
翔太
翔太
海斗
そのときが中学生だったこともあって、
そりゃもうまじでやばかった。
海斗
海斗
翔太
翔太
海斗
翔太
実際そんなものない。
海斗
翔太
海斗
翔太
運動神経は俺のほうが優れていたため、奇跡的に逃げることができた。
こうなることは予想していたからよかったとはいえ
意外と海斗の力が強すぎて、まじでビビった。
海斗がなぜ俺に執着しているかは知らないが、
これがもし女の子相手だったら終わってたなと思うと、
まだ俺でよかった。
そんな海斗も、人目は気にしているらしい。
クラスメイト
海斗
クラスメイト
クラスメイト
海斗
海斗
翔太
小学生のときに見た“あれ”を見なければ
まだ親友でいられたのかなと思うと
まじでやらかした。
翔太
海斗
海斗
翔太
そんな海斗と俺のちょっと変わった日常でした。
ばいばい。