あれからしばらく経って
それぞれの想いを抱えて
日々を過ごしてきた
そんな中でまた分かったことがあった
結花
ねぇ……
結花
私さ、
結花
隆二郎さんの事が好きなんだよね……
そう
結花も恋をしていたのだ
美空
え!?
結花
なんかさ、
結花
面倒見がよくて
結花
いっつも周りを気にかけてて
結花
優しいなって思って…
美空
そうなんだ〜
結花
ね、それでさ……
美空
どうしたの?
結花
協力してくれない?
美空
え?
結花
だから、
結花
上手く隆二郎さんと2人にできるような機会を
結花
作ってくれないかなって……
美空
私そんなコミュニケーション能力ないよ……
結花
いいの!
結花
話してる時に私が行くから
結花
お願い!
美空
わかったよ……
協力と言ったって
具体的に何をすればいいかわからない
戸惑う私を置いて
結花は部屋から出ていった
美空
はぁ……
夜のリビング
みんなお風呂に入ったり
先輩たちと話しに行ったり
そんなこんなでこの部屋では
私1人しかいない
あの後、加奈子にも協力を求められた
恋とかいうものがさっぱり分からない私は
ただ困惑するしか無かった
浩介
なー
浩介
美空ちゃーん
急に声が聞こえて慌てて振り返る
美空
なに……?
浩介
あのさ
浩介
もうすぐ直矢の誕生日なの
美空
え、そうなの?
この世界に日付が存在するのかは不確かだけれど
どうやら数えて行くと
今は6月26日らしい
美空
でもここって時間がズレてたり……
浩介
あー、そんなの気にしない!
浩介
去年はさ、
浩介
お互い大変だったし
浩介
まだ出会ってなかったから
浩介
祝えなかったけど
実に半年
この世界で過ごしてきた
浩介
今回はサプライズで!
浩介
パーティーしようぜ!
美空
そうだね!
直矢さんがもう既に寝てしまったそうで
後から来た桜たちとも
サプライズのことを説明した
桜
もう半年経ってるのか〜
結花
そうだよね〜
奏多
パーティーのためのものとかあるの?
浩介
ま、そこはテキトーに!
浩介
あるもんあるだけって感じ
奏多
そんなんでいいのか……?
加奈子
ま、まぁ、サ、サプライズだし……
加奈子が明らかに緊張している
典人
でもあと1ヶ月くらいしかないよね……
どうやら
直矢さんの誕生日は
7月30日らしく
ここでは物資も少なく
何より1日が速いので
準備は前からしておかなければいけない
舞衣
でも1ヶ月あれば十分じゃないかな?
典人
うーん、どうなるか構成もまだないけど……
浩介
取り敢えず計画は明日!
浩介
んじゃ!おやすみ!
そう言って早々と浩介さんは自室に行ってしまった
結花や舞衣、加奈子も
もう時間が遅いので次々と自室に行ってしまう
残されたのは桜と私だけだった
桜
ほんと、大変だよね……
桜
協力してあげないと……
美空
そうだよね……
2人で3人の協力をする
凄く大変なことで
私たち2人は恋を知らない
なおさら大変なのだ
美空
でもパーティーで上手く行ってくれれば……
桜
どうにかするしかないね……
私たち2人は
パーティーで3人の恋が実ることを
祈るしかなかった






