ロボロ物語⑦

続き☆

痛い…

そう思った時には地面に強く 体を打ち付けた

グルッペンさんの声が聞こえる

ぼんやりとした視界に緑のパーカーが映る

え??何て言ってるの??

…良く聞こえなくなってきた

誰かが俺の体を揺すりながら 叫んでる

…誰??

………

世界が…暗い

俺…死ぬんだ

兄さん達の復讐をしなきゃいけないのに

兄さんっ

しんぺい神っ

…………

《その頃基地》 sha視点

目の前に運ばれてきたのは さっき笑顔で別れたはずの…

ロボロ

しかもその姿はあまりにも変わり果ててしまっていた

オレンジ色の服は血で赤くなっている

俺は自分の目から涙が溢れ出てるのに気がつかなかった

俺が慌ててる隣でコネシマは 大爆笑している

でもコネシマの言う通りだよな

ロボロっ…

その頃 《ロボロ視点》

あれ??

俺…どうなったんだっけ??

確か…戦場に死ぬほどいっぱい攻めてこられて…そのあと…

…っ!!!

そうだ…俺…撃たれたんだ

暗闇の中に一人

謎の空間

というより地獄の方が近い

すると何処からか声がした

さっきと違う声もする

でもその声は聞いたことある

俺の初めての

友達!!!

その瞬間真っ暗の世界が 消し飛んだ

また何処からか声がした

今度は瞼も体も重く動かせない

シャオロン??

違うっ…

誰のせいでもないっ…

俺の手の甲に何かが落ちてきた

……涙??

シャオロンっ…泣かないでよ

重くて動かせない手を頑張って 動かそうとしてみる

少しずつ動かすと何かに 当たった

そっかこれシャオロンの手だ

力は入らないけど一生懸命握る

目も重いけど少しずつ開けた

口の中乾いてて上手く喋れない

でもっ

シャオロンには泣いてて欲しくないよ

笑って??

それからシャオロンが大号泣したのは言うまでもない(笑)

あれから俺は色んな検査を 受けたけど異常は何も無かった

これで皆が仲良く暮らし ハッピーエンド!!!

…とでも思ったことだろうか

俺はそうはいかない

俺は仲良しごっこするために 入った訳じゃないんだから 目的は復讐なんだ

今回はここまで☆ またハート伸びたら更新しますので(笑)