颯
天使ちゃん
シュウ
颯
天使ちゃん
シュウ
シュウ
颯
シュウ
シュウ
シュウ
颯
シュウ
天使ちゃん
シュウ
シュウさんはそこから動かない。
天使ちゃんはひたすらに遠距離から攻撃し、俺はシュウさんへ近づく。
だが気づいた頃には俺の後ろに移動していた。槍先が俺の後ろから首の真横を通った。
シュウ
颯
シュウ
俺は真後ろにいるシュウさんに風魔法を振り向きざまに当てた…と思いきやそこにシュウさんの姿はなく、下に移動していた。
天使ちゃんははっきり狙いを定めることが難しく、魔法も出せない。
蛇のようにするすると瞬間移動するように移動するシュウさんには余裕があった。気づいた時にはもう後ろに回られ、肩の上には槍先が見えた。
シュウ
颯
その槍先を掴んで、思いっきり前へ投げた。
シュウ
シュウさんは何が起きたのか分からず、ただすっぽりと抜けた槍が空高く飛んでいく姿を見るしかなかった。
颯
天使ちゃん
シュウ
颯
シュウ
颯
シュウ
シュウ
シュウ
颯
シュウ
シュウ
颯
シュウ
天使ちゃん
颯
シュウ
シュウ
シュウ
シュウ
颯
シュウ
シュウ
シュウ
シュウ
シュウ
シュウ
颯
シュウ
シュウ
颯
シュウ
颯
天使ちゃん
シュウ
シュウ
颯
シュウ
颯
シュウ
シュウ
颯
シュウ
颯
シュウ
颯
シュウ
颯
天使ちゃん
颯
シュウさんは…難しい…
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
一瞬だけ見えたベタらしくない真面目な表情が、俺を不安にさせた。
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ベタ
ピュヴル
ベタ
ベタ
ピュヴル
ベタ
波打ち際で座って、波の音を聞く。
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ベタ
俺は前までベタをただのめんどくさいやつだと思っていた。
だが、最近は俺の心の拠り所となっている節もある。
俺には信頼できるやつが周りにいなかった。心の拠り所がなかった。
話を聞いてくれる人がいなかった。心を打ち解けられる人がいなかった。
俺の周りには何もかもが無かったんだ。
ピュヴル
だが、ベタは…きっと何でも聞いてくれるだろうし、支えてくれるだろう。助けに来てくれるだろう。
ベタ
それを、何年か経って…ようやく気づけた。
ピュヴルのお父さん
ピュヴルのお父さん
過去のピュヴル
ピュヴルのお父さん
認めてもらいたかった。
俺は父さんに認めてもらうために、勉強を頑張った。努力を重ねた。
なのに、成果は実らない。
どうやっても届かないんだ。
友達
過去のピュヴル
友達
俺の周りには誰もいなくなった。そして俺はまた勉強を重ねた。
その友達は授業中もよく寝ているくせに、当てられてもすぐ答えられる。しかも、いつも学年1位だ。
俺は父さんの期待には応えられず、誰にも認めてもらえなかった。
俺はこんなにも努力しているのに、どうしてあいつに負ける?
劣等感。
俺はその後その友達を触手で殺した。
案外すぐに人は死ぬ。俺はこの世界が憎くてたまらなかった。もう全部、無くなればいいと思ったんだ。
父親も殺して、気に入らないやつは全員…この触手で殺していった。自暴自棄ってやつだ。
それで、海で自分の命も終わらせようとした時、ルカの船を見つけたんだ。
ルカは第二の人生を歩めると言った。やりたいことを自由にできると言った。
…それに惹かれて俺は、ルカの仲間になることにしたんだ。
それからはルカに忠誠を誓ってきた。ルカの命令を全部遂行してきた。
だが、ルカは俺の父さんと同じく、俺を駒としか思っていなかった。
ピュヴル
ピュヴル
ベタ
ベタ
ベタ
ベタ
ピュヴル
やっとお前に心を許せるようになった。
固く閉ざされていた俺の心が、やっと開かれたような。そんな気分だ。
このマスクだって、俺の心を隠すためにあった。
でも、ベタの前だったらもういい。
ベタ
急にベタは何かを投げてきた。それは青くて透明なイルカだった。
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ベタ
ピュヴル
ベタ
ベタ
ベタ
ベタ
ベタは笑いながらもその目には涙が浮かんでいた。
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ピュヴル
ベタ
ネモ
ネモ
颯
天使ちゃん
ヴァイス
ネモ
ネモ
颯
ネモは斧を召喚し、息を整えている。周りは夏なのに寒い。
俺はネモに風魔法を打ったが、弾かれる。
ネモの周辺には氷が浮かび上がる。
ネモの青い瞳と角が光る。
一瞬で悟った。絶対やばい攻撃だと。
颯
天使ちゃん
天使ちゃん
ネモ
ネモ
ネモの周りには激しい吹雪が巻き起こる。
ヴァイス
ヴァイス
颯
天使ちゃん
俺はネモの元まで向かおうとするが、中心部に近づく程強い風と雪が襲ってくる。
颯
ネモ
ネモ
颯
颯
天使ちゃんと俺に攻撃力と防御力の強化魔法、そしてネモに一気に近づいた。
颯
この吹雪の弱点…それは中央に、つまりネモがいる所には吹雪が吹かないこと。
ネモは斧を使い、攻撃してくる。その刃は火傷しそうな程の冷たい冷気を放っている。
この刃に攻撃されたら最後…
風の魔法で斧を抑え、もう1つの手に魔力を全て集中させた。
颯
その暴風は爆発して、ネモは倒れた。そして…吹雪は止んだ。
天使ちゃん
颯
ヴァイス
ネモ
ネモ
颯
天使ちゃん
ヴァイス
颯
天使ちゃん
ヴァイス
魔力の使いすぎで倒れたけど、ネモに勝てた!
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