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※ 素人作家による夢小説となります ※ 設定のズレ、キャラ崩壊などの 場面があります。 苦手な方はページを閉じていただくことを 推奨します。

冴 .

霧乃 冴

冴 .

地下アイドル

『考える』が得意じゃなかった。

ファン ?

冴ちゃん…最後に………
これ、あげる…♡

冴 .

ひ……、な、なに…?

ファン ?

そんなに怯えなくていいのに…。これはね、僕の…

マネージャー

お時間です。

マネージャー

次の方、どうぞ。

冴 .

……っ…ぁ

冴 .

(どろどろしていて…気持ち悪い……)

突然私の手に塗りたくられた、〝それ〟の 正体が何かなんて明確だった。 けれど、嫌な顔なんてしていいはずがない。 私は弱いから。 本音を言えない立場なんだから。

マネージャー

…どうしましたか?

冴 .

!…あぁ、いや……。

マネージャー

しっかりしてください。

マネージャー

地上に名を広めないといけないのですよ?

マネージャー

…まぁ、到底あなたができるとは思えませんけれどね。

きっと、疲れていた。 頑張るべき事が減らなくて、 自分の体力に気を配ってやれなかった。 それは、帰路にある公園で 倒れてしまうほど。

冴 .

………。

?

……おや?

?

これこれ、どうしたのじゃ

?

夜道で眠ってしまうとは…。
知らぬ奴に連れ去られてしまうぞ~い?

冴 .

…………。

?

…これは駄目じゃな。

………

冴 .

…ん、

冴 .

あ…あれ?何で公園に……。
あぁ…私倒れた…?

冴 .

(ベンチなんかに座っていた…かな。)

零 .

おぉ…目が覚めたようじゃな。

零 .

一安心だわい…♩

冴 .

!…さ、朔間……零さん?

零 .

おや?我輩を知っているのかえ。

冴 .

知っているも何も…えっ?
何でここに………!?

零 .

元を辿ればおぬしのことになるかのう?

冴 .

わ…私っ…?

零 .

夜道を散歩していたところで、公園にばったり…となっているおぬしを見つけたのじゃ。

零 .

流石に放ってはおけんから、隣に居てやったのじゃ。

冴 .

そうだったんですね…。

冴 .

すみません、態々ありがとうございました。

零 .

礼などいらぬよ。
おぬしが目覚めて何よりじゃ。

零 .

…クマが酷いぞい。疲れを溜め込んでしまっておるようじゃな。

冴 .

!…少し寝不足で。

冴 .

…地上に立てるアイドルを目指しているんです。

冴 .

ずっと、埋もれたままだから。

零 .

零 .

……頑張っておるのじゃな。

冴 .

いえ、全然…。

零 .

今の居場所は…楽しいかえ?

冴 .

…まぁ、 到底あなたができるとは思えませんけれどね。

冴 .

楽しい…って笑わないと怒られちゃう仕事のせいで、本音がどんどん分からなくなっていくんです。

冴 .

楽しいとは…思います。

冴 .

でも……もう、

朔間さんのような、 誰かのためのアイドルに、なりたかった。

誰にも聞こえないように小さくつぶやいた。 それは、久々の〝本音〟

零 .

…大丈夫じゃよ、おぬしはもう、十分過ぎるほどじゃ。

冴 .

…え?

零 .

さて…冷え込んで風邪を引いてしまっては大変じゃ。

零 .

お家まで送っていくぞい。

冴 .

えっ…!?

冴 .

大丈夫ですよ、ちゃんと歩けますから。

冴 .

朔間さんも…夜道は気を付けてくださいね?

零 .

くくく…可愛らしい娘にそんな事を言わせてしまうとは…

零 .

でも、最後まで付き添わせておくれ。

零 .

心配なのじゃ。

冴 .

!…

こうして、誰かに心配してもらえたのは いつぶりだろう。

冴 .

ほ…本当に、ありがとうございます。

零 .

!…泣くほどのことかえ?

零 .

くく…反応が可愛らしくていつまでも見ていられそうじゃのう

翌日 都内、撮影スタジオにて。

冴 .

(クマ…誤魔化せているかな。)

冴 .

(表情と衣装、そしてオーラでクマなんて気にならないくらいにしないと…!)

マネージャー

ちょ……!

マネージャー

お辞めくださいっ…!うちてではそのようなアイドルはいません…!

マネージャー

お待ち下さい……っ!!!!

冴 .

……?

『考える』が苦手だった

冴 .

え…!?

マネージャー…?

冴さんっ!霧乃冴さんはいますかっ!?

冴 .

は…はい…っ!

マネージャー…?

!…

マネージャー…?

失礼しますっ!

冴 .

…ちょ、えぇっ……!?

な…なんか担がれている…!? この人、力凄いっ…!?

冴 .

い…いきなりなんですかっ!?

マネージャー…?

あぁ…説明が遅くなり申し訳ございません。

マネージャー…?

これから『Rhythm Link』へとご同行して頂きます!

冴 .

え…!?

マネージャー…?

冴さん、貴方は当社所属アイドル、朔間零さんの申し出により…

マネージャー…?

『Rhythm Link』所属のアイドルとなって頂きます!

地下アイドルからリズリンの看板アイドルへと昇格しちゃう...!?

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