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私のお母さんは病気だ
ベットから出ることができないほど
そんなお母さんは、いつもベットの上で何か書いていた
ミカ
ミカ
お母さん
お母さん
お母さん
ミカ
心配だった
どんな時でもお母さんはそれ書いていた
気分が悪い時でも
お母さん
ミカ
ミカ
お母さん
お母さん
私は誰かお世話になった人に手紙を書いているんじゃないかと思った
ミカ
お母さん
お母さん
次の日
お母さんの調子がぐっと悪くなった
その時、お母さんがお手伝いさんにこう言っているのが聞こえた
お母さん
お母さん
お母さん
その三日後
お母さんは死んだ
ベットの上で眠るように
ひっそりと
それから何ヶ月か過ぎて、私の誕生日の日になった
ミカ
ミカ
ミカ
涙が溢れてきた
お母さんが一生懸命に書いていた手紙はちゃんと届いたのだろうか
郵便局の人
ミカ
手紙なら郵便受けに入れてくれればいいのに
そんなことを考えながら涙を拭って、私は手紙を受け取った
ミカ
手紙にの送り主の名前は…
“お母さんより”
そう書いてあった
ミカ
私は驚きながら手紙を開けた
そこにはこう書いてあった
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
後の内容は今の生活はどうかとかそんな感じだった
最後の方は目の前が滲んで読めなかった
ミカ
私はもう溢れる涙を拭わなかった
それから毎年、私の誕生日にお母さんからの手紙はきた
今、やっと分かったよ、お母さん
ミカ
ミカ
ミカ
ミカ