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まふまふさん視点でお送りします。

パチッ

まふ

ん、朝?

僕は重たい体を起こす

まふ

ふぇっ!?そらるさんッ?

僕の隣には相方のそらるさんが 眠っていた

いい夢でもみているのだろうか、 顔がにこにこしている

まふ

ふふっ、起こしちゃ悪いですかね

何時か確認すべく、スマホに手を伸ばした

まふ

よ、4時ィ!?

こんなに早く起きたとは思わなかった

そらるさん

んぅ...

まふ

あ...

僕は思わず口を塞ぐ

まふ

どうしよ、、

もう目はパッチリ覚めていた

ここにいても The☆暇☆だ。

まふ

とりあえず下行くか、

キシッとベットがきしんだ

僕は部屋を出て階段を軽い足取りで 降りていった

♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜

まふ

階段を降りていくと微かに 歌が聞こえてきた

トントントンッ

歌をもっと聴きたくて僕は 自然と早足になった

カチャッ

扉を開けると、生ぬるい風が

僕の髪とぶかぶかのパジャマを揺らす

まふ

僕の目はソファーに座りながら 黒色の長い髪を風になびかせる 女の子の姿を捉えた

歌はその子からだろうか。

誰だろ、

こんな子、居たっけ?

そう考えながら僕は水を飲もうと キッチンの棚からコップを取り出す

???

..♪*゚•*¨*•.¸¸♬︎*.*・゚ .゚・*.

まふ

っ..ッ!?

ガシャンッ!!!

透明で、でもちゃんと存在はあって どこか寂しそうなその歌声は

奥まで刺さって、ぬける気がしない。

彼女のうたは狂気で...___

まふ

......凶器だ

いつの間にか僕の手からコップは なかった

???

....?

彼女は ゆっくり振り向いた

まふ

あっ....

前言撤回、やっぱなし

えっと名前が確か「蛍」だっけ

蛍さん

おはようございます

彼女は柔らかい笑顔で 微笑みながら言う

と思ったら

蛍さん

あぁっ!?

急にそんな声を上げ、僕の足元を 見て顔を真っ青にさせる

変な顔。なんて思いながら 僕もつられて足元を見た

まふ

あ、、、、

僕の足元にはガラスの破片が 散らばっていた

まふ

コップの、、、

やば、浦田さんに殺される

死にたくないよぉ、

まふ

っ!?

気づいた時には蛍さんが 僕の足元にいた

まふ

なにしてるんですかッ!

蛍さんが少し驚いた表情に なった後

蛍さん

「なに」ってこれ拾ってるんです
踏んで怪我でもしたら大変でしょ?

割れたコップの破片を拾いながら言う

まふ

そうですか...

でも無関係の女の子にやらせるのも 気が引ける。借りを作る気がして

まふ

僕もやります、、

彼女はまたギョッとして

蛍さん

手、怪我しちゃいますよ?

心配そうに言う

まふ

僕が落としたんで、

僕はどんどん破片を拾っていった

これは僕が彼女、「蛍さん」の 歌に動揺した証拠なんだ。

そう思うとなんだか、無性に 悔しかった。

まふ

いっ..ッ!?

いきなり指先に激痛が走った

まふ

なんだ、切れただけか

指にはプクッと切れた先から 血が滲んでいた

あとで水で洗っとくか

僕はそう思っていたが彼女は違った

蛍さん

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ズミ"マ"セ" ンンンンンンンン

蛍さんは呻きながら言葉を発する

まふ

えぇぇぇ、大丈夫ですから

バケモノかよ。

蛍さん

と、と、と、とりあえず
絆創膏ッ!!!

蛍さんは僕よりも慌てていた。 怪我をしていた「僕」よりも

彼女は棚を軽く漁ったあと 宝を見つけたかのように

蛍さん

あっ..たッ!

と絆創膏を高々に掲げる

蛍さん

はい、絆創膏です。

まふ

あ、ありがとうございます。

ほんとに忙しい人だ

蛍さん

全然です!

彼女はにっこり笑った

まふ

っ!

彼女の笑顔は、やっと昇ってきた 朝日に照らされて

なんというか、その、 簡単にいうと

可愛かった..__

蛍さん

まだ5時だ、

蛍さんは壁にかけてある時計を 見上げる

まふ

そう、ですね...

蛍さん

........。

まふ

.......。

しばらく沈黙が流れる

話すこと無さすぎッ!

蛍さん

あのッ!

蛍さんが沈黙を破るように 大きな声を出す

まふ

はい?

僕はなるべく優しく聞く

蛍さん

ゲーム、しませんか?

まふ

ゲーム?

僕が聞き返すと蛍さんは頷き 説明を始める

蛍さん

コップ、さっき割っちゃった
じゃないですか、それに浦田さんが
何分で気づかくか当てるっていう

蛍さん

ゲームなんですけど....

まふ

それでっ?

面白そうだ。 僕は食い入るように聞く

蛍さん

もし、まふさんが当たったら
新しいコップは私が買います。

まふ

でも財布、ないんでしょ?

蛍さん

だからめっちゃバイトするんです

まふ

ふーん。で、蛍さんが当てたら?

蛍さん

まふさんには、クッソ高い
コップを買ってもらいます。

まふ

は?

蛍さん

負けたら、私は「労働力」を

蛍さん

まふさんは「これ」を支払う
んです。

蛍さんは親指と人差し指を くっつけて輪っかにする

まふ

「お金」って...ッ!

僕の方が支払うモノが 大きい気がする

蛍さん

やらないんですかぁ?

まふ

..ッ!?

蛍さん

まぁ、そうですよね、
「お金」ですもんねぇ。

蛍さん

大切ですからねぇ?

蛍さんは煽ってくる。 正直めっちゃ腹立つ

まふ

ッ..いいですよ!やってやりますッ!

蛍さん

よし!

蛍さんは小さくガッツポーズをする

蛍さん

じゃ、何分にします?

まふ

えっと、

そうだな、浦田さんは すぐ気づきそうだけど

まふ

ちょっと天然かもしれないし、

僕がしばらく迷っていると

蛍さん

私は17分にします。

まふ

えっ?

めっちゃ微妙〜

蛍さん

「微妙〜」とか思いました?

まふ

へ?

蛍さん

私はそんくらいだと思うんですけど

そっかぁ、

まふ

じゃあ僕は20分にします

蛍さん

了解です。じゃあ浦田さんが
リビングに来てから測りますね。

蛍さんはリュックからスマホを取り出した

まふ

じゃあ頑張ってくださいね、
バイト。

僕は軽く挑発してみる。 すると蛍さんは

蛍さん

そちらこそ、銀行からおろしたら
どうですか?お金。

へぇー、結構言うじゃん。

また、生ぬるい風が僕らの髪を 揺らした..___

終わり。

投稿、遅くなってすみません。

これから、めっちゃ頑張ります

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