テラーノベル
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# 類 .
# 司 .
どうやら此の変人は同学年らしい。 見た事有ったか…?と 変人は首を傾げる。
# 類 .
此奴には解ら無いだろう。 普通に生きてるだけで 水や罵詈雑言を投げられる苦痛が。
# 類 .
さっさと別れる。 何だか調子が狂いそうに成るから。
# 司 .
# 類 .
# 司 .
# 類 .
# 司 .
# 司 .
類の冷め切った視線が司に注がれる。 其れをがっつり無視し、 司は教室へと去って行った。
# 類 .
変なのに捕まってしまった、と 類は肩を落とした。
荷物を教室に置き、 早々に屋上へと向かう。 直ぐに屋上の扉に 鍵をかけると、類はため息を吐いた。 自分に石を投げて来る奴らの 相手をするのは面倒だから。
# 類 .
やる事も無い類は携帯を弄ぶ。 手持ち無沙汰に成る位なら 機械の設計図用のノートでも 持って来るんだった、と 類は肩を落とした。
# 類 .
此れは余談だが、類のノートは 大抵落書きに塗れて居る。 謂れの無い罵詈雑言が 散りばめられたノートは 見るだけで気が滅入るが、 設計図用のノートだけは 汚された事が無い。
# 類 .
流石に命は惜しかったか、と 類は薄ら笑う。 虐めはする癖に、自分の身が可愛くて 仕方が無いのだろうな、 なんて考えながら。
🎀 //♡⃛𝕞𝕚𝕫𝕦𝕜𝕚
ʓ Ɩ ı
🎀 //♡⃛𝕞𝕚𝕫𝕦𝕜𝕚
ʓ Ɩ ı
🎀 //♡⃛𝕞𝕚𝕫𝕦𝕜𝕚
ʓ Ɩ ı
暫くすると、扉を五回叩く音がする。
# 瑞 .
# 類 .
# 瑞 .
# 類 .
# 瑞 .
瑞希は可愛らしく頬を膨らませる。 類は再度屋上の鍵を閉めると 瑞希と向き合った。
# 類 .
類はげんなりした表情で 深々と溜息を吐く。 そんな姿が珍しくて 瑞希は少し笑った。
# 瑞 .
# 類 .
# 瑞 .
瑞希の声がワントーン低く成る。 余計な事を云ってしまった、と 類は少し慌てた。
# 瑞 .
ボクは類に生きて、 笑って居て欲しいのに どうやったら理解して貰えるの? なんて、少し涙の混じった声が 屋上に寂しく響く。
# 類 .
自分が死のうとしたら、 瑞希は悲しむって、解ってる。 でも、其れすらも 投げ出してしまいたい位の現実に 打ちひしがれてしまったから。
# 類 .
# 瑞 .
でも、ボクはありのままの 類が笑える日が来て欲しいって 何時迄も愚直に願い続けてしまうんだ。 そんな願いは、胸中にしまった。
# 類 .
# 瑞 .
瑞希は面倒臭い、と云う オーラを全開にして類に嘆く。
# 類 .
類は少し肩を落とす。 其れを目敏く見つけた瑞希は云った。
# 瑞 .
瑞希は自分とは違う。 未来への一歩を進もうとして居る 瑞希が如何にも眩しく見えて 類は目を逸らした。
# 瑞 .
瑞希は笑顔を瞬かせると 類に手を振り教室へと向かって行った。
# 類 .
瑞希は少しずつ、変わって来て居る。 自分は臆病な儘、 過去から、今から 抜け出せ無い儘で居る。
# 類 .
普通じゃ無い僕を、 認めて愛してあげられる様に成りたい
# 瑞 .
カワイイ物が大好きな男の子。 自身の性別に見合った 行動ばかりを押し付けられるのが、 拒絶の視線を向けられるのが怖く、 教室に居れ無い時期が有った。 現在は友人のサポートも有り 最低限単位を取得できる位には 教室に居る事が多い。 類とは中学の頃屋上で出会った。 類の羽は白くてカワイイ為 恐怖や拒絶の対象では無く アイデンティティとして 見て居るらしい。
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コメント
4件
美味しい^^ へんなのに絡まれちゃった🎈かわぽ^^ みずきちが可愛さMAXでLINEしてるのまじかわわ、すこです( ᐛღ )
あぁ……好き………、、 光属性🌟をちょっとうざったく思ってる🎈可愛いね大好き……😋 そして屋上組が尊いね、好き。 🎀さん、LINEとかでかわいい顔文字とか絵文字とか乱用するの解釈一致すぎる。