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コメント
4件
🎈の知〜らないに♡♡♡れました。可愛いね🎈^^ おでこぶつけちゃったつかぴっぴもかわわだし視力化け物すぎてもはやこわわです((
# 謎 .
# 謎 .
チャイムが鳴った。 お昼の時間なのだろう。 わらわらと、中庭や 校庭に人が集まってお弁当や 買ったであろうパンを広げて居る。
# 類 .
司、と名乗った変人が 昼食を共に、と云って居た気がする。 かと云って自分から 彼奴の元に行くのも何だか癪で、 彼奴を友人として認めてしまう様な、 そんな気がする。
# 類 .
類は屋上の柵に手を掛け、 校庭を見下ろした。
# 類 .
此処から飛び降りてしまえたら どれ程楽だろうか。 瑞希を悲しませるのは 本望では無いから、と 自分に言い聞かせ思い留まる。
# 類 .
途轍も無く憂鬱だ。 流れて行く時間に 置いてかれて居る様な、 此の時間が永遠に続く拷問に かけられて居る様な、 そんな気分に成る。
# 類 .
少しでも現実から 目を逸らしたくて、 類は再度校庭へと目を向けた。
# 司 .
煩い。 思わず耳を塞ぐ。
# 司 .
どんな視力してるんだ。 変人は僕の姿を捉えたのか 校内へと駆けて行った。
# 類 .
もう既にだだだ、と足音がして居る。 早いな、なんて 現実逃避を思考は始める。 足音すら煩い。 唯只管に煩い。 自分はどうやら相当面倒な奴に 捕まってしまった様だった。
# 司 .
ガチャ、とドアを開けようとして 鍵に阻まれたのか、 変人の大声が響く。
# 司 .
仕方無く鍵を開けてやる。 開くと信じドアに突っ込んだのか、 変人はおでこを抑え、 煩い声も鳴りを潜め、 情け無い声を出して居た。
# 類 .
# 司 .
あ、二回云った。 やはり馬鹿なんだろう。 普段なら、こうも人を 見下す事は無い。 見下される苦しさも、 拒絶される悲しみも、 僕は十分知って居るから。
# 類 .
# 司 .
# 類 .
そっぽを向いてやる。 此の変人なら、何をしても 許してくれる気がしたから。 僕を、類を受け入れてくれる。 そう、思ってしまったから。 そう考えると、案外僕も 絆されてしまって居るのかも知れ無い。
# 司 .
そう云いながら、変人は隣に腰掛ける。
# 類 .
# 司 .
# 類 .
はっきり云われると 傷つくな、なんて笑って居る。 やっぱり変人だ。
# 類 .
# 司 .
# 類 .
# 類 .
# 類 .
# 司 .
なんだ、変人は認めるのか、なんて くだらない感想が脳を過ぎる。
# 司 .
# 類 .
無駄に長い名乗り口上だった。 其れ程自分の名が、 自分が好きなのだろう。
# 類 .
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