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コメント
12件
お別れのシーンが大好きなんですけど心臓がきゅぅって縮んだような感覚がしました(この作品本当好きです)
日帝さんに敬礼!!!!!
日帝
日帝
アメリカ
アメリカは目を見開き、 意味が分からない といった様子で迫った。
…ガシッ!
アメリカ
ギリギリギリギリ…
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
気づけばアメリカは日帝の手首を 赤い痕がつくまで強く 握っていることに気がついた。
真っ青な顔して 震えながら。
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝にはアメリカを 追いかけることも、 呼び止めることさえ 叶わなかった。
寝室に籠って、 襖を閉め切る。
そうして荒れた息を 自力で整えようとするも、 上手くいかない。
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカは障子に背中をつけ、 ズルズルと座り込んでしまう。
するとそこへ、
アメ連
アメリカに取り憑く 亡霊の声が聴こえた。
アメリカ
息が整わないからと 心の中で訴えかけると、 珍しく承諾してもらえたようだ。
アメ連
アメ連
アメ連
アメリカ
日帝の死。
嫌いなものは どんなに口に入れても 身体が勝手に吐き出すように、 拒絶してきた事実。
アメリカ
アメ連
アメリカ
…そうだよな。
日帝が、アイツ本人がどっしりと 受け止めているというのに オレがビビッてどうするよ。
やっぱりみんなの言う通り、 「びびりか」なのかもなぁ。
アメリカ
アメリカはゆっくり立ち上がり、
日帝の居る部屋へ。
…と、その前に。 振り返って、伝える。
アメリカ
アメリカ
それだけ言って、 寝室を出ていく。
アメ連はそれに憑いていかず、 驚きのあまり固まっている。
…それからしばらくして、 顎に手を添えて 喜びを嚙みしめた。
アメ連
すぐ涙ぐんぢまうあたりがホント、
アイツに似たんだなァ。
――――日帝は縁側に座り、 月の光を浴びていた。
後ろから声を掛ける。
アメリカ
日帝
まともに開かない目で こちらを見つめ返し、 くったりと柱に頭を寄せている。
アメリカはその身体に駆け寄り、 深い呼吸を繰り返す日帝を 自身の膝に寝かせた。
アメリカ
日帝
日帝
日帝
日帝
アメリカ
静かに死を受け入れる 日帝を見下ろしたとき、 視界が滲んだ。
黙って鼻をすするアメリカを、 日帝もまた黙って 慰め続けていた。
日帝とアメリカは、 懐かしい話、苦い思い出、 互いの過ちなどを 語り合うことにした。
日帝は細々と掠れた声、 アメリカは涙声で めちゃくちゃな会話だった。
それでも、 愛おしかった。
日帝
日帝
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
日帝
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
アメリカ
弱々しく四肢を投げ出した 日帝のヒビが、 ほろりと、崩れた。
そろそろ、時間だ。
楽しい時間が あっと言う間に過ぎるあまり、 アメリカは再び泣きじゃくった。
日帝
アメリカ
…するり。
崩れかけた顔を綻ばせながら、 日帝はアメリカの頬に 手を伸ばした。
日帝
日帝
アメリカ
日帝
フワッ……!
―――桜吹雪の様だった。
赤、白の混じった ふわふわのかけらが、今、 空に向かって舞い上がる。
そのかけらの量はちょうど、 日帝の体ひとつ分で。
宙を舞いながら触れてくる 日帝のかけらは、 やけに優しい肌触りで。
ゆっくり、ゆっくりと 日帝のかけらは アメリカに感謝を告げていく。
これまで貰ったたくさんの恩を。 慈悲や義理ではない、 アメリカの純粋な好意を。
ここで過ごした第二の家族に、 ありがとう、と。
嗚呼、あゝ。
泣いちゃうほど優しくて、 トラウマになりそうな お別れだった。
…生真面目打たれ強くて 格好良くて可愛くて 大人しくて天然で とっても素直じゃない君は、
昭和が終わるより 一足早く、 この世を去った。
#東方project