幼なじみ

幼なじみ 続き

黄赤 通報×

黄ちゃんと離れてから 2週間が経った

あの日から、黄くんを見ないようにした

見てしまうと、寂しく苦しくなるから

そこから学校に行けなくなった

病気のせいもあるし、 黄くんのこともあって

また入院生活に戻った

いつもなら黄ちゃんが お見舞いに来てくれる時間

でも、来るわけないか、、

そう思っていたら、足音がして 扉が開いた

扉を開けたのは桃くんだった、

黄ちゃんの姿は見当たらない

やっぱり、そうだよね、

いちごミルクとか、お菓子とか期待していたのに、、

課題のプリント…？？

俺とは話してくれないのに、 桃くんとは話すんだ

その事にちょっと嫉妬というか、苛立ちがあるけど

お菓子も貰ったし、課題も…貰った

赤と距離を置いて、色々変わった

ずっと赤と一緒にいたし、 赤としか話さなかった

でも、いまはクラスの人や他クラスの人とも仲良くなった

赤のお世話係が無くなり、 周りの人たちは

楽になったでしょ？

と言ってきた

僕にとってはあれが日常の1部だった

だから、そんな風に言われ少し腹が立ち 適当に返事を返した

赤がまた入院生活に戻ったと おばさんから聞いた

今すぐ早退して赤に会いに行きたい

でも、赤と距離を置いているのに のこのこと会いに行くのは

赤をもっと苦しめるだろう 泣かせるだろう

僕は赤の好きなお菓子と机の中に溜まっているプリントを纏めて桃くんに渡した

こんなことを頼むのは 気持ち悪いと思われるだろう、

でも、赤不足で頭がおかしくなりそう

まさか、桃くんにバレていたなんて

僕そんなに顔に出てるのかな…？

俺は早速課題に取り組んだ

プリントを1枚1枚見ていると 小さな紙が床に落ちた

課題頑張ってね 分からないところあったら連絡してね 黄

パシャッ

らいん

何このんへへっ、って笑ってる天使…

好き、大好き、、 桃くん撮るの上手すぎません？

いや、赤が可愛すぎるのか

赤不足だったから つい学校で見てしまった、

危ない、誰かに見られてたら、、

ピコンっ

ここの問題が分からないっ、、

赤からのメッセージが嬉しくて 頬が緩んでいるのが自分でもわかる

ここはこの公式を使って こうやるんだよ

さすが黄ちゃん~！！ ありがとお！！

ちゃんとやってて偉いね、！

偉いでしょ~！えっへん！

変な声が漏れてしまう、 それぐらい赤がかわいい

やっぱり赤が好きだ、

赤と距離を置くなんて無理

学校を出て、そのまま走って駅へ向かう

赤の病院につき、少し小走りをしながら 部屋に向かう

早く赤に会いたい 抱きしめたい

久しぶりに3人で話して すっごく楽しかった

ずっとこの日々が続きますように、

このまま幸せなままでいさせてください

そんな願いは届かなかった、

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