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コメント
55件
ブクマ失礼します
ブクマ失礼します！ 最高でした！(*｀ω´)b
2人が恋愛慣れてない感じかわいい⸜(*˙꒳˙*)⸝朝日の写真綺麗すぎて凝視した。すき。むっちゃすき
はい、唐突シリーズ4弾目
公式ペアをコンプリートしそうw
るぅりーぬ
表記的に見にくいと思うけど許して(((
どぞ
ｶﾞﾊﾞｯ
𝑅.
なにかにびっくりして飛び起きる
𝑅.
さっきまで嫌な夢を見ていた気がする
もう内容は覚えてないけど
𝑅.
時計を確認すると
短い針は4を指していた
𝑅.
凄い微妙な時間...
寝るべきか
もう起きるべきか...
ﾋﾟﾛﾝｯ
枕元に置いていたスマホが振動する
𝑅.
こんな時間に誰だろう
スマホを持ち上げて
通知を確認すると
少し安心したような
呆れたような
そんな気分で
通知をタップする
″ りーぬ！！ ″
既読をつけて
″ なに？ ″
と打ちこみかけて
外から大きなくしゃみが聞こえてきた
まさか...
と思いつつ
勢いよく窓を開ける
そこには
案の定と言うべきか
そのまさかの
街灯にぼんやりと照らされた
自転車に乗った彼がいた
𝑅.
あいつ、
俺が起きてなかったら どうするつもりだったんだよ...
少し呆れつつ
大きめの上着を2着掴んで
それ以外はなにも持たず
階段を駆け下りて
玄関を飛び出す
𝑅.
上着を着ながら
彼のほうへと駆け寄る
𝑅.
もうひとつの上着をずいっと
彼に押し付ける
𝑅.
𝑅.
少し困ったような顔で
𝑅.
受け取ってくれた
𝑅.
𝑅.
俺にとっては少し大きい上着を
着ている彼
ちょっと恥ずかしくなる
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
そういえば
ちょっと汗かいてるかも...
𝑅.
なんて答えればいいか分からず
無言でいると
ﾎﾞﾝﾎﾟﾝ
唐突に頭を撫でられる
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
何を考えてるのだか
頭にはてなマークを いっぱい浮かべながら
彼が言った通りに後ろに乗る
𝑅.
𝑅.
ゆっくりと自転車は動き出す
足を伸ばしたら電柱にぶつけそうで
それなのに、歩くよりも速い
ちょっと
ふわふわする感じ
重心をずらなさいように
背筋を伸ばす
少しだけ加速する自転車
前髪がなびく
風がきもちいなぁ
静まり返った道を 呑気に満喫していると
少しだけ
がくんっ、と前に傾く
𝑅.
反動で彼の背中に
顔があたる
𝑅.
𝑅.
前を向いたままでそう言う彼
ちょっとだけ、
顔をあたったとき
人の体温が
気持ちよかった気がして
そっと
彼に掴まる
わざと
自転車を選んだのかな
それなら
少し感謝したい
自転車なら
掴まるとき
自然に
抱きつくことができるから
彼に抱きついたまま
横を見ると
地面が傾く
さっきよりも強い風に
ちょっとびっくりして
彼に抱きつく力を強める
...多分
きっとびっくりしたせいだ
離れたくないって思った
なんて
知らないふりをしよう
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
どこだろーなぁー
𝑅.
𝑅.
𝑅.
もうちょっと
長くても
よかったのに
𝑅.
彼の背中に耳をあてると
心臓の音が聞こえてきて
少しだけ
安心した
𝑅.
少しずつ減速する自転車
上を見ると
黒かった空が
青みがかっていた
𝑅.
𝑅.
彼にまわしていた手を
はずして
地面に足をつける
𝑅.
𝑅.
ここは
小さな丘のようになっていて
空がよく見えた
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
彼が指さした方向に振り向くと
𝑅.
太陽が頭をちらつかせて
朝日が差し込んでいた
𝑅.
頬が赤色の光で包まれる
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
強くて
優しい
赤い光が目を刺してくる
眩しくて
でも
目を逸らしたくない
じっと見ていると
少し
体がポカポカしてきて
と
頭の上に
なにかを置かれた感覚
すぐに
それが何か気づいて
そっと
それに手を重ねる
𝑅.
後ろで驚いたであろう彼のことは
気づかなかったことにしよう
𝑅.
嬉しくて
ついつい
声が出る
彼の手は
あったかくて
少し冷えていた
だから
左手で彼の手に触れたまま
くるっと後ろを向いて
右手で
彼の目を隠す
𝑅.
驚いている彼に近づいて
𝑅.
面と向かってじゃ
素直になれないから
このくらいの
ペナルティーはちょうだい
𝑅.
𝑅.
朝日のせいで
赤くなってる顔は
見られてないから
表情は作らずに
思ったことを
ちゃんと
これから言う言葉は
聞こえないふりをしてほしいな
彼の耳元で囁く
𝑅.
𝑅.
左手で握っていた
彼の手が
熱を帯びる
これはきっと
朝日のせいじゃない
右手を戻して
𝑅.
でも
左手はそのままで
自転車のほうへ
彼を引っ張っる
彼の方を見なければ
顔が熱いことは
バレないかな
𝑅.
帰り道は
お互い
なにも言わず
俺は
ただ
君に縋るように
抱きついて
聞こえてくる
さっきよりも速い
心音が
気持ちよくて
どうやら
そのまま寝てしまったみたいだ
嫌な夢はどこかに落としてきていた
はーい
唐突シリーズの中で1番 終わり方がおかしいねぇ〜
朝日って綺麗だよね
このお話のあと、
この2人は一ヶ月に一回くらい
約束はせずに
その場所で一緒に朝日を 見てるみたいです
