私は、両親がいない
母は、轢き殺されそうな幼い子供を庇って、死んでしまった。
私が小さい時だったので、何故…その子をまもるの?
としか、思わなかった
年が上がっていくと、分かったんだ
母は、優しさそのものの様な人だったから…目の前で人死んでしまうのなら、自分の命を捨ててまでも…な人だったから
父は、地震の時下敷きになりそうだった私を庇った
父の最後の言葉は
最後が愛おしい娘を守れて死ねるんだ
これ以上の至福は無いよ…
お前は、私達の宝だよ
…さぁ、もう行きなさい
巻き込まれてしまう…
そうで無いと、命張ってまでも頑張った意味が無いじゃ無いか…
幸せになれ
だった
私は、二人のことを誇りに思う
自分を犠牲にしてまでも守りたかったものを守れた両親
私を大切に愛おしさをくれた二人を…
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