君のことをずっと

冬休みが終わり

久しぶりにみんなと会う日

naさんとrnが顔を合わせ

軽く笑う

確かに、クリスマスはyanくんと過ごした

顔に熱が集まる

慌てて話題を変えようと、焦っていると

少し、トーンが下がった声で隣から話しかける

正直、何の話をされるか少し怖いが

このままクリスマスのことなどを話すよりはマシだ

みおさんが作り笑顔を見せる

naさんたちの方へ顔を向け

と、告げてみおさんについていった

みおさんが１つ息を吸う

予想外の言葉が降ってきて

思わず声が出る

少し止まって

また言葉を繋げる

声のトーンが低く下がる

言ったほうがいいのか

でも、もし言ったらどうなるのだろうか

息を呑んで、声を発する

後ろに身体を向けて、私に背を向ける

恐る恐る、出した言葉

そのまま、先に教室に戻っていった

呆然と立っていたら

私の隣を誰かが横切る

カップルが呼び捨てしている

すると、後ろから声が聞こえた

当たり前…？

してない…けど、

それって当たり前じゃないの？

さん付けで呼ばれて、くん呼びで返す

当たり前だったはずなのに

今は、なんだか違和感ばかり感じる

でも、「yan」と呼ぼうとしても

まるで喉に突っかかったかのように

言葉が出てこない

yan

yanくんの手が伸びてきたと思ったら

私の手を優しく引っ張ってくれる