さようなら

ため息。

　　 幸せが逃げるよ、

なんて

そんなの端から私には無いよ。

神様がいるなら、

この惨めな世界を

消滅でもしちゃってよ

消して。

何もかも

大ッキライ

正義は悪を滅ぼさなきゃね。

そう私達に教えたのは、

お前らだろ？

じゃあ、私は悪か

悪は、倒されなければならない。

運命だ

正義なんて都合のいい仮面をかぶって。

本当は紙切れよりも薄い、

薄っぺらい人間なんて

大ッキライ

1番嫌いなのは昼。

明るい太陽が

地面を暖めている。

嫌だ。

なんで明るいんだよ。

暗い所も嫌いだけれど。

日の当たる時間は、

全て影に隠れてしまう

何もかも、

私のすべてが

壊れたレコードのように繰り返す。

このループはいつ終わるのか。

少なくとも、100年は無理だな。

なんでかって？

きっと、この世界は変わらないから。

壊れたものなんて不良品。

不良品は排除だ。

私ももうすぐサヨナラしたいな

この世から

大ッキライだから

大ッキライ

この世が

大ッキライ

正義という名のなにかが

大ッキライ

希望が

大ッキライ

綺麗事が

大ッキライ

醜い言葉が

大ッキライ

矛盾が

大ッキライ

貴方が

大ッキライ

何もかも嫌いな自分が

大ッキライ

大ッキライが

出来損ない

神は、私には一物も与えてくれなかった。

ただ一つ、待ち望んでいない生命だけが

私の所持品

鷹が鳶を産んだんだ。

だからなんだ？

それだけで

お前らは比べることにしか脳がないのか。

嗚呼、そうか

そうだよな

神なんかいないから。

いっそ、私が神になろうか。

世界を作り替える為。

こんな世界、粗大ごみに出して

大好きで、大ッキライな

私だけの世界を

今から造りたいと思います 。

大ッキライな貴方へ

さようなら