セツナ
はぁ。
なんでここに呼ばれたんだろう。
私がなにかしてしまった?
最近は大きな事件も無いし…
本当にどうして…?
召使い
大賢者様、セツナ様。
召使い
王様がお呼びです。
召使い
中へお入りください。
セツナ
はい…。
王様
おお。大賢者セツナよ。
セツナ
王様。どういたしましたか?
王様
そなたには、私の娘たちの教育係を任せたい。
セツナ
え…?
え?
セツナ
王様!?私の性格をご存知ですよね!?
王様
おお。知っている。
王様
辛辣で、教育係には向いていない。
王様
そう言いたいんだろう?
王様
女の子だが、うちには男の子がいない。
王様
だから、跡継ぎになる予定だ。だから辛辣に教育してもらってもいい。
セツナ
ぐッ…
王様
隣りにいるのが私の娘達。
王様
右にいるのがトワ。
王様
左がミライ。
トワ
宜しく…。
ミライ
ミライですっ!大賢者様に会うのは初めてです!
セツナ
は、はぁ…
セツナ
でもッ私は…
王様
旅に連れてってもらっても構わない。
セツナ
はぁ〜…
セツナ
わかりましたよっ!
セツナ
教育すれば良いんですね!?
セツナ
では!
セツナ
トワ、ミライ。明日この国を発つ。
トワ
は?
ミライ
え、えええええ!
セツナ
私は夢を叶えに行く。
セツナ
何年か分からない。
セツナ
そんな旅に出る。
セツナ
だから…
トワ
はぁ…。行けば良いんでしょ!?
ミライ
トワちゃん…。
セツナ
では、明日夕刻に首都の広場へ。
セツナ
今日は解散。
【夢の始まり】