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雪白 琴葉 ユキシロ コトハ 17歳 桜戸中等学校一年生
桜羽 藍 サクラバ アイ 16歳 桜戸中等学校一年生
音を立てて屋上に入る。
年月が経っているからドアは耳を劈く音を出す。
無論、そんなことどうでもいい。
藍
…早く死ねないかな、僕。
そんなことを口走ってしまう。
自分じゃ死ねないから。だから。
また一つ、カッターの刃で皮膚を突き刺す。
琴葉
…何してるの?
藍
、雪白さん、?どうしたの…?
琴葉
…手当て、しないと。
藍
…えっ…、
琴葉
傷になったら染みちゃうよ。
琴葉
体育休んでる理由は傷を見られたくないから?
と、淡々と手当を進めていく。
藍
え…ちょっ…と…待って。
藍
…赤の他人に良く優しくできるね。
藍
…それも、変な人に。
琴葉
ん~…
琴葉
クラス一緒だし…赤の他人ではないよ~
藍
…でも、こんなことをする人に?
琴葉
別に自傷行為は悪くないよ~?
藍
…気持ち悪いって、思わないの?
琴葉
手当をしているのに思うわけないでしょ?
琴葉
ね?藍さん♪
藍
……、僕に構わないほうがいいよ。
藍
雪白さんも巻き込まれちゃう。
琴葉
も~!!雪白じゃなくて琴葉だよ~
藍
…琴葉。
琴葉
そ~そ~♪
琴葉
又何かあったら言って~
琴葉
友達だからね~
藍
、…ともだち…
屋上のベンチに腰掛けながら独り言を呟いた。
琴葉さんは毛嫌いしない好かれる子なのだろう。
…対照的で、
苦しくなった。






